修正 Mallampati スコアの予測的価値は低い:177088患者を含めたメタ分析

Poor prognostic value of the modified Mallampati score: a meta-analysis involving 177 088 patients
Br. J. Anaesth. (2011) 107 (5): 659-667.

・修正Mallampati スコアは、気管挿管困難を予測するのに使用される。我々は、発表済みの研究のメタ分析を実施して、予後判定検査としての Mallampatiスコアを評価した。

・広範囲の電子的および手作業による検索の後、177088人の患者が関係する合計55件の研究が含まれた。メタ分析から得られた合併推定値は、変量効果モデルとサマリーROC曲線から計算した。メタ回帰分析を実施して、研究間の異質可能性の原因を探った。

・サマリーROC曲線の曲線下面積は0.75であった。修正 Mallampati スコアⅢIまたはⅣの場合の、挿管困難の統合オッズ比は、5.89[95%信頼区間(CI)、4.74-7.32]であった。特異度と感度の合併推定値は、それぞれ、0.91(CI、0.91-0.91)と0.35(CI、0.34-0.36)であった。統合陽性および陰性尤度比は、それぞれ、4.13(CI、3.60-4.66)と0.70(CI、0.65-0.75)であった。メタ分析には、87.2%から99.4%にわたる統計的臨床的異質性があった。メタ回帰分析では、異質性の有意な原因は特定できなかった。

・われわれは、修正Mallampatiスコアの予後判定上の価値は、以前のメタ分析での推定よりも不良であると結論する。今回の評価から、修正Mallampatiスコアは、喉頭展開困難や挿管困難の単独の評価法としては不十分であるが、挿管困難予測のための多変数モデルの一部分としては役に立つかも知れないことが示された。

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