腹腔鏡下子宮摘出術の異なる術式の比較分析

Comparative analysis of different laparoscopic hysterectomy procedures
Archives of Gynecology and Obstetrics published online 29 Noveember 2011

・良性の婦人科疾患のある女性で、先行する婦人科的特性、子宮摘出(LH)に対する腹腔鏡手術の異なるアプローチの適応、術式に関連した合併症を比較することを目的とした。

・2003年1月から2009年12月に腹腔鏡下上頸部子宮摘出(LSH)、腹腔鏡下全子宮摘出(TLH)、腹腔鏡補助下経腟子宮摘出(LAVH)を受けた患者957人の後ろ向きコホート研究である。

・957例のLHのうち、799例(83.5%)がLSH、62例(6.4%)がTLH、96例(10.1%)がLAVHであった。人口統計学的な特性は、群間で差がなかった。実施された腹腔鏡下子宮摘出術 (LH) の術式に関連する先行する婦人科的疾患は:閉経後出血 [LAVH vs. LSH、オッズ比 (OR) 2.20; 95% 信頼区間 (CI) 1.04-4.65]、骨盤内手術の既往(TLH vs. LSH、OR 1.92;CI 1.05-3.52)、帝王切開分娩の既往(LAVH vs. LSH、OR 0.39;CI 0.21-0.76)、子宮鏡の経験(LAVH vs. LSH、OR 0.29;CI 0.16-0.50)であった。LH術式選択に関連する術前診断名は:機能性子宮出血(LAVH vs. LSH、OR 0.23;信頼区間 0.14-0.38;TLH vs. LSH、OR 0.50;CI 0.26-0.98)、子宮筋腫(LAVH vs. LSH、OR 0.25;CI 0.15-0.41)、子宮内膜増殖症(TLH vs. LSH、OR 5.5;CI 2.04-14.84) 、子宮頸部異形成(TLH vs. LSH、OR 17.1;CI 6.83-42.79;LAVH vs. LSH、OR 8.05;CI 3.05-22.06)であった。推定出血量、手術所要時間、在院期間の長さは、LSH で有意に少なかった(短かった)。

・当施設では、先行する婦人科疾患の既往と手術適応が、施行されたLHの術式と関係していた。LSH が最も一般的なアプローチであり、有意に少ない罹患率と関連付けられた。

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