レボブピバカインとフェンタニルを使用したPCEAで基礎注入のある場合とない場合の無作為対照試験

A randomized control trial of patient-controlled epidural analgesia (PCEA) with and without a background infusion using levobupivacaine and fentanyl
Minerva Anestesiologica 2011 December;77(12):1149-54

・患者管理の硬膜外鎮痛(PCEA)に際して持続注入は多くの母体管理室で使用されている。本無作為対照研究では、L-ブピバカイン+フェンタニルを使用した、20分のロックアウトタイム、要求時のみの PCEA プロトコルで、局所麻酔薬の消費量と、疼痛管理、母体満足度の点で、10ml/h の基礎注入が及ぼす効果を評価した。

・40人の同意を得た妊婦は、0.125 % レボブピバカイン+1.5μg/ml フェンタニルの PCEA (10ml のボーラス投与と 20 分のロックアウト・タイム)で、10 mL/h 基礎注入のある場合と、ない場合に無作為に割り当てられた。局所麻酔薬の総量、PCEAボーラスの要求回数、疼痛強度、分娩転帰、母体満足度について評価した。

・局所麻酔薬の総量は、要求時のみの PCEA 群で35 [20-120] mL 、対して PCEA +基礎注入群で 63.8 [22.5-123] mLであった。この総量の減少は、要求時のみ群での自己投与ボーラスの増加と関連していた(3.5 [2-12] ボーラス回数、対 PCEA+基礎注入群で[0-3] 1回)(P<0.001)。ペイン・スコアは、研究のどの時点においても群間で同様であった(P>0.05)。母体満足度は群間で差がなかった(10 [8-10] vs 10 [7-10];P=0.11)。

・高用量のボーラス投与と長いロックアウト・タイムのレボブピバカイン+フェンタニル PCEA プロトコルを分娩時鎮痛に使用した場合には、基礎注入は、疼痛管理と母体満足度に変化がないのに局所麻酔薬の総投与量を増加させることとなった。

[!]:(おそらく)長時間作用性のレボブピバカインとフェンタニル(これもある程度の持続時間を有する)を使用した場合には、基礎持続注入は総使用量を増やすだけで、鎮痛効果や母体満足度から見て不要であると・・・。作用時間の短い薬剤でこそ、持続注入は意味があるのかな。

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