■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2012-02-01




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (__________s) : 吐血

(2) (a____) (m_________) : α運動ニューロン

(3) (h____________) : 硝子化/ヒアリン化

(4) (b_____) (t__) : 血性穿刺

(5) (t________) (l____) (v____) : 天井値


[解答]
(1)hematemesis(2)alpha motoneuron
(3)hyalinization(4)bloody tap
(5)threshold limit value


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(外傷・出血・感染) 正常の止血機能を維持できる30%の凝固因子レベルは、PT、APTTともに正常対照の( )倍に対応する。
1) 1.2 2) 1.5 3) 1.8 4) 2 5) 3

[解説] 血友病などの先天性凝固因子欠乏症の臨床的観察から、凝固因子活性が5~10%以上あれば自然出血は起こらない、また20~30%以上あれば正常の止血機能を維持できる。正常の止血機能を維持できる30%の凝固因子レベルは、PT、APTTともに正常対照の1.5倍に対応する。外科的処置を行なう場合には凝固因子レベルを30%程度には維持する。


[正解] 2 [出典] Lisa.Vol4-No3-p234



【問題3】(疼痛管理) 癌性疼痛の治療に関して正しいのはどれか。

ア:癌性疼痛に対する第1選択薬は非ステロイド性消炎薬である。

イ:徐放性モルヒネは入院患者のみが対象となる。

ウ:硬膜外腔にモルヒネを長期投与することがある。

エ:フェノールによる神経破壊ブロック後には有痛性末梢神経障害を起こす傾向が強い。

[解説] 神経破壊ブロックにより、良好な結果が得られるのは50-60%である。最大の問題は、運動障害、膀胱、直腸障害が起きてしまう可能性があることである。腫瘍の進展が早く、ブロックした範囲を超えてしまうこともある。永久ブロックにはアルコールとフェノールが用いられる。フェノールはグリセリンに溶解して高比重となっており、注入時に痛みがなく局所麻酔薬用の作用ですぐに鎮痛が得られるが、神経破壊には15分くらいかかる。アルコールの場合、低比重であり、注入時痛があり、神経破壊はただちに起こる。永久ブロックとはいっても、約半数で効果は2カ月,1/4で効果は1カ月であったという報告もある。有痛性末梢神経障害はアルコールブロックの方が多い。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集




【問題4】(代謝・内分泌) IVHで栄養補給する場合、安静時のカロリー投与量としては体重あたりどれくらいか?
1) 30Cal/kg
3) 25Cal/kg
5) 40Cal/kg
2) 20Cal/kg
4) 35Cal/kg


[解説] IVHで栄養補給する場合、安静時のカロリー投与量としては体重あたり30Cal/kg(cf:糖尿病の食餌療法は標準体重の30Cal/kg)、強い侵襲時のカロリー投与量としては体重あたり40~50Cal/kg、カロリー窒素比は150~200くらいにする。通常非アミノ酸カロリー1000Calあたり12%アミノ酸溶液は300~400mlくらい投与する。


[正解] 1 [出典] ICUトラブルシューティングp219

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