ロビバカインによる持続創部浸潤は、帝王切開術後に適切な鎮痛を提供できない

Continuous wound infusion with ropivacaine fails to provide adequate analgesia after caesarean section

International Journal of Obstetric Anesthesia Volume 21, Issue 2 , Pages 119-124, April 2012

・帝王切開後の疼痛管理に局所麻酔薬の持続創部浸潤が使用されているが、矛盾する結果が得られている。我々は 3 群を比較する研究を施行した:ロピバカイン持続創部浸潤、クモ膜下モルヒネと生食創部浸潤、生食創部浸潤のみ。

・脊硬麻下に待機的帝王切開を受ける 66 人の女性は、生食創部浸潤とくも膜下モルヒネを受ける群、48 時間ロピバカインか生食の持続創部浸潤を受ける群に、無作為に割り当てられた。全妊婦は経口ケトプロフェンと静脈内オキシコドンによる PCA を受けた。オキシコドンの使用量、VAS によるペインスコア(0-10cm)、患者満足度、副作用、回復パラメータを 48 時間にわたって二重盲式で記録した。

・ロピバカインによる持続創部浸潤では、生食対照群に比べて、オキシコドンの消費量を減らしたり、ペインスコアを低減することができなかった。最初の 24 時間は、くも膜下モルヒネ群は、ロピバカインの創部浸潤群(26mg vs. 48mg, P=0.007)や生食創部浸潤群(26mg vs. 45mg, P=0.021)に比べて、平均オキシコドン消費量が少なかった。最初の 24 時間の平均ペインスコアも生食創部浸潤群に対して、クモ膜下モルヒネ群で低かった(1.3 vs. 2.2, P=0.021)。ペインスコアはクモ膜下モルヒネ群とロピバカイン創部浸潤群間で有意差はなかった。掻痒感はクモ膜下モルヒネ群でよく見られた。

・生食対照群に比べて、ロピバカインの持続創部浸潤群は静脈内オキシコドン PCA の使用量やペインスコアを低減できなかった。クモ膜下モルヒネは、ロピバカインの持続創部浸潤に比べて、術後最初の 24 時間のオキシコドン使用量を 46% 減少させた。

[!]:combined spinal-epidural anaesthesia (脊硬麻)はしたけど、術後には硬麻は使用せずに研究したのか・・・な。

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