脊硬麻 vs 硬膜外無痛分娩:初回クモ膜下鎮痛は、後続硬膜外ブピバカイン濃度を減らせるか?

Combined spinal epidural vs epidural labour analgesia: does initial intrathecal analgesia reduce the subsequent minimum local analgesic concentration of epidural bupivacaine?
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 15 MAR 2012

・脊椎硬膜外(CSE)法を使用して開始した無痛分娩では、硬膜外鎮痛だけを使用した場合に比較して、後続の硬膜外ブピバカイン必要量を減らせるかもしれない。我々は初回にクモ膜下か、硬麻外にブピバカイン注入した後の、硬膜外ブピバカインの最小局所鎮痛薬濃度(MLAC)を比較した。

・前向き二重盲式研究で、硬膜外鎮痛を希望した 115 人の女性を、硬膜外ブピバカイン 20 mg+フェンタニル 40 μg か、クモ膜下ブピバカイン 2.5 mg+フェンタニル 5μg の CSE のいずれかを投与されるよう無作為に割り当てた。鎮痛は視覚アナログ VAS によるペインスコアを使用して評価された。追加鎮痛の要望があった場合、ブピバカイン 20 mL を投与し、その濃度は順次上下割り当て法を使用して決定した。

・硬膜外群でのブピバカイン MLAC は 0.032 %wt /vol (95 % CI 0.020-0.044)に対し、CSE 群 では、0.047 % wt/vol (95% CI 0.042-0.052)であった。

・2 回目注入に必要としたブピバカイン用量は、硬膜外鎮痛に比して、クモ膜下鎮痛後の方が、1.45 倍(p=0.026)多かった。

[!]:一見すると、予想に反した結果ということになるのだが・・・。初回にクモ膜下と硬膜外の両方に投与していれば、当然クモ膜下群のほうが 2 回目の注入は少なくなるのだろうが、CSE 群では初回にクモ膜下にしか投与していないので、2 回目の注入量だけを比較すると、CSE 群のほうが、硬膜外群よりも多くなったということだ。1 回目と 2 回目の投与量を合計した硬膜外への総投与量で考えれば、CSE 群の方が少なくなってるわけだから納得できる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック