良性付属器疾患に対する単孔式腹腔鏡手術は、従来式より疼痛が少ないか? 単施設無作為対照試験

Is single-port laparoscopy for benign adnexal disease less painful than conventional laparoscopy? A single-center randomized controlled trial
Fertility and Sterility published online 05 July 2012.

・本研究の目的は、腹腔鏡下単孔式手術(LESS)が、従来式腹腔鏡手術と比較して術後痛が少なく、手術痕が美容上良好であるかどうか決定することであった。

・ノルウェーの地域病院での、腹腔鏡下付属器手術予定の良性付属器疾患あるいは遺伝性癌リスクのある 40 人の女性を対象とした、LESSと従来式腹腔鏡手術を比較した前向き無作為対照試験である。主要転帰は、術後 24 時間の術後痛である。

・術後 24 時間の時点での疼痛平均スコアは、LESS群 3.0(SD 2.1) vs 従来式腹腔鏡群 2.5(SD 1.5)で差がなかった。術後 6、24時間の時点で、従来式群と比較してLESS群女性の方が、有意に多くの肩先痛を報告した。美容的転帰に関しては両群共に高い満足度が報告され、マンチェスター傷跡スケールスコアに有意差はなかった。

・LESSと従来式腹腔鏡手術を受ける女性の術後痛は同程度であるが、LESS群女性の方が従来式腹腔鏡手術群と比較して、肩先痛の訴えが有意に多い。これは、LESS群の手術時間が有意に長いことと関係している可能性がある。


<関連文献>
1.単孔式腹腔鏡検査は疼痛が軽度か?単孔式(SPA)と従来型腹腔鏡検査間で後ろ向きコホート分析

2.卵管妊娠に対する単孔式 vs 従来式腹腔鏡下卵管切除術:手術転帰の比較

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