早期子宮頚癌のある高齢患者に対する腹腔鏡 vs 開腹根治的子宮摘出術
Laparoscopic versus open radical hysterectomy for elderly patients with early-stage cervical cancer
American Journal of Obstetrics & Gynecology published online 11 July 2012.
・本研究の目的は、早期子宮頚癌のある高齢患者で、腹腔鏡下(LRH) vs 開腹根治的子宮摘出術(ORH)の手術転帰と生存転帰を比較することであった。
・ステージ IA2-IIA2 の子宮頚癌のために LRH(n=99)か、ORH(n=159)を受けた高齢患者(≧65歳)について後向き分析を実施した。
・LRH 群の 1人の患者(1%)で、開腹への術式変更を必要とした。 手術時間(P=0.035)、推定出血量(P=0.002)、腸管蠕動の回復(P=0.001)、術後在院期間(P=0.001)は、LHR 群で有意に短かく少なかった。術後合併症は、LRH 群で、有意に頻度が少なかった(P=0.026)。追跡期間中央値 45ヵ月の後、5 年無病生存率(95% vs 93%、P=0.350)と全体的な生存率(96% vs 95%、P=0.361)には、LRH と ORH で群間差はなかった。
・高齢患者は、LRH と ORH の両術式に良好な耐容性を示した。LRH は、ORH と比較して、術中合併症を増やしたり、生存率を減少させることなく、良好な手術転帰と関係していた。
<関連文献>
1.早期子宮頸癌のある肥満女性で腹腔鏡下と開腹根治的子宮摘出術を比較
2.良性疾患に対する腹腔鏡下子宮摘出術の転帰に及ぼす手術経験数の効果
3.腹腔鏡下子宮摘出術の異なる術式の比較分析
4.腹腔鏡補助下膣式子宮摘出術と開腹子宮摘出術の比較:無作為対照試験
5.良性疾患に対する腹腔鏡補助下膣式子宮摘出 vs 腹式 子宮提出:無作為対照試験のメタ分析
6.腹腔鏡下子宮摘出術と腹式子宮摘出術後のQOL:無作為対照試験
7.重症の骨盤子宮内膜症に対する腹腔鏡下子宮摘出術 vs 開腹子宮摘出術
American Journal of Obstetrics & Gynecology published online 11 July 2012.
・本研究の目的は、早期子宮頚癌のある高齢患者で、腹腔鏡下(LRH) vs 開腹根治的子宮摘出術(ORH)の手術転帰と生存転帰を比較することであった。
・ステージ IA2-IIA2 の子宮頚癌のために LRH(n=99)か、ORH(n=159)を受けた高齢患者(≧65歳)について後向き分析を実施した。
・LRH 群の 1人の患者(1%)で、開腹への術式変更を必要とした。 手術時間(P=0.035)、推定出血量(P=0.002)、腸管蠕動の回復(P=0.001)、術後在院期間(P=0.001)は、LHR 群で有意に短かく少なかった。術後合併症は、LRH 群で、有意に頻度が少なかった(P=0.026)。追跡期間中央値 45ヵ月の後、5 年無病生存率(95% vs 93%、P=0.350)と全体的な生存率(96% vs 95%、P=0.361)には、LRH と ORH で群間差はなかった。
・高齢患者は、LRH と ORH の両術式に良好な耐容性を示した。LRH は、ORH と比較して、術中合併症を増やしたり、生存率を減少させることなく、良好な手術転帰と関係していた。
<関連文献>
1.早期子宮頸癌のある肥満女性で腹腔鏡下と開腹根治的子宮摘出術を比較
2.良性疾患に対する腹腔鏡下子宮摘出術の転帰に及ぼす手術経験数の効果
3.腹腔鏡下子宮摘出術の異なる術式の比較分析
4.腹腔鏡補助下膣式子宮摘出術と開腹子宮摘出術の比較:無作為対照試験
5.良性疾患に対する腹腔鏡補助下膣式子宮摘出 vs 腹式 子宮提出:無作為対照試験のメタ分析
6.腹腔鏡下子宮摘出術と腹式子宮摘出術後のQOL:無作為対照試験
7.重症の骨盤子宮内膜症に対する腹腔鏡下子宮摘出術 vs 開腹子宮摘出術
この記事へのコメント