胃バイパス手術を受ける患者で、心肺運動負荷試験は術後転帰を予測する

Cardiopulmonary exercise testing predicts postoperative outcome in patients undergoing gastric bypass surgery
Br. J. Anaesth. First published online: July 18, 2012

・数種の非心臓手術では、心肺運動負荷試験(CPET)から導出される変数である無酸素性作業閾値(AT)、ピーク酸素消費(VO2peak)、二酸化炭素換気当量(VE/VCO2)は、術後リスク増大の予測因子となる:有害転帰リスクの高い身体的に劣った患者。本研究では、胃バイパス手術を受ける患者で、この関係を調査した。

・2009 年 9 月 1日~2011 年 2 月 2 5 日に、Whittington Hospital NHS Trust で CPET に紹介され、待機的胃バイパス手術を受けた全患者(<190kg)を本研究に含めた(n=121)。15 人の患者は、CPET を完了しなかった。CPET 変数(VO2peak、AT、VE/VCO2)を、106 人の患者で算出した。主要転帰変数は、第 5 病日の罹患率と在院日数(LOS)であった。対応のない t 検定とフィッシャーの直接確率検定を使用して、手術転帰群間で差を検定した。CPET マーカーの予測能力は ROC曲線を使用して決定された。

・術後合併症を有する患者群では、ない患者群よりも [9.9(1.5) vs 11.1(1.7)ml/kg/min、P=0.049)]、また、LOS>3 日の患者は、LOS≦3 日の患者よりも[10.4(1.4) vs 11.3(1.8)ml/kg/min(P=0.023)]、 AT が低かった。ROC 曲線分析では、AT が LOS>3 日の有意な予測因子として特定された(AUC 0.640、P=0.030)。VO2peak と VE/VCO2 は術後転帰とは関係していなかった。

・CPET を使って測定される AT は、胃バイパス術後の LOS を予測する。

<関連文献>

1.機能的能力の障害は、大きな待機的腹腔内手術の全死因死亡率と関係がある

2.大きな非心臓手術前の無酸素閾値予測における6分間歩行テストの妥当性

<参考サイト>

1、心肺運動負荷試験 Cardio Pulmonary Exercise test;CPX

2.心肺運動負荷試験実施法

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