インターロイキン6は、心筋梗塞による心原性ショックのある患者で30日死亡率を最も強く予測する

Interleukin-6 is the strongest predictor of 30-day mortality in patients with cardiogenic shock due to myocardial infarction
Critical Care 2012, 16:R152 Published:2012-08-13

・心原性ショック(CS)は、依然として心筋梗塞(MI)で入院した患者の主要な死因のままである。不適当な血管拡張を伴う全身性炎症は、多くの CS 患者で観察され、死亡率の過度の増加に寄与してかもしれない。本研究の目的は、MI による CS 患者の 30 日死亡率を予測する上での、Nt-proBNP、インターロイキン-6(IL-6)、プロカルシトニン(PCT)の連続測定の役割を調査することであった。

・本研究は、急性血行再生術と大動脈内バルーンパンピング(IABP)補助で治療された CS 合併 MI の患者 87人を対象とした前向き単施設研究である。入院時(T0)、24 時間後(T1)、72 時間後(T2)の血漿濃度の予測的価値は、30日死亡率に従って調べられた。

・T0 時点の Nt-proBNP、T0 と T1 時点での IL-6、T1 と T2 時点での PCT については、生存群(n=59)と非生存群(n=28)間に有意差が見られた。ROC 分析によると、30 日死亡率を最も正確な予測は、T0 での IL-6、T1 での PCT、T2 での PCT で見られた。単変量分析では、T1 での Nt-proBNP、すべての時点での IL-6 と PCT で有意な値が認められた。多変量解析では、年齢、クレアチニンと IL-6 が、30 日死亡率の有意な決定因子であり、中でも IL-6 がもっとも高水準の有意性を示した。

・CS を合併した MI 患者では、IL-6 は 30 日死亡率の信頼できる独立した早期の予後マーカーである。Nt-proBNP は関連が低いようだが、PCT はやや遅れた時点での有意な価値があることが分かった。

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