婦人科腹腔鏡手術中のロピバカインの持続腹腔内ネブライザによる疼痛軽減

Pain reduction by continuous intraperitoneal nebulization of ropivacaine during gynecological laparoscopic surgery
Gynecological Surgery published online 24 August 2012

・本研究の目的は、超短時間作用性オピオイドで麻酔された患者で、腹腔鏡下婦人科手術中にロピバカインの腹腔内ネブライゼーションの鎮痛効果を調べることであった。

・研究は二重盲式偽薬対照無作為試験(カナダ・タスクフォース分類 Ⅰ)で、大学病院外来婦人科内視鏡室で片側/両側の卵管卵巣摘出術または片側/両側の卵巣嚢腫摘出術を含む待機的婦人科同日外来腹腔鏡手術を受ける 40 人の患者(1群 20 人)を対象とした。研究群は 1% ロポバカインを 10 ml 投与され、対照群は 10ml の滅菌水を腹腔内ネブライゼーションにより投与された。バイタルサインを記録してまとめた。術後に、患者は、視覚アナログスケール(VAS)スコアと鎮痛薬の使用について 24 時間経過追跡された。

・結果は、患者特性と手術データに関しては、2 群間に有意差は示されなかった。異なる時間間隔での術後の安静時 VAS スコアには群間に有意差はなかった。いきんだ時の VAS スコアはは術後 2 時間の時点で有意に低下を示した(p<0.05)。術後のオピオイドと非オピオイド鎮痛薬の消費量は両群で同様であった。研究群患者は、対照群患者よりも多く制吐剤を必要とした(p<0.05)。ロピバカインに関連した副作用は報告されなかった。

・超短時間作用性のオピオイドで全身麻酔下に婦人科腹腔鏡中に 100mg のロピバカインを腹腔内ネブライゼーションは術後疼痛を軽減せず、術後のオピオイド、非オピオイド鎮痛剤消費量を減少させなかった。

[!]:おっと~!期待させといて、効果なしかよ。むしろ PONV が増えるって?

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