突然の心停止後に軽度人為的低体温治療患者では、過剰酸素は死亡率の増加と関係している

Hyperoxia is associated with increased mortality in patients treated with mild therapeutic hypothermia after sudden cardiac arrest
Critical Care Medicine: December 2012 - Volume 40 - Issue 12 - p 3135-3139

・本研究の目的は、突然の心停止後の軽度人為的低体温で治療された患者で、高い PaO2 値が院内死亡率と退院時の不良な神経学的状態と関係しているかどうか調査することであった。

・大学関連の三次医療施設の CCU で、人為的低体温治療を受けた合計 170 人の一連の患者群を対象とした前向きコホートの後向き分析である。

・170 人の患者のうち、77人(45.2%)が生存退院した。生存群は、非生存群よりも、心停止後 24時間に測定された最大 PaO2 が有意に低かった(198mm Hg; 四分位領域、152.5-282 vs 254mm Hg; 四分位領域、172-363; p=0.022)。年齢、自己心拍再開までの時間、ショックの存在、バイスタンダー CPR、初期リズムを含む多変量解析では、PaO2 高値は、院内死亡率の増加(オッズ比 1.439; 95%信頼区間1.028-2.015; p=0.034)、退院時の不良な神経学的状態(オッズ比 1.485; 95%信頼区間 1.032-2.136; p=0.033)と有意に関係していることが明らかとなった。

・突然の心停止後の軽度人為的低体温で治療される患者では、測定された最大 PaO2 高値は、院内死亡率の増加と退院時の神経学的状態不良と関係している。

[!]:心停止後の低体温治療中の酸素過剰投与は、フリーラジカル放出を促進して脳組織の破壊を促進してしまうということか。パラコート中毒で肺の線維化を抑制するのと同様のアプローチが必要だということだな。

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