重症セプシスの疫学と転帰に及ぼす性別の影響

The influence of gender on the epidemiology of and outcome from severe sepsis
Critical Care 2013, 17:R50 Published:2013-03-18

・性別が重症患者の転帰に及ぼす影響は、明らかではない。著者らは、イタリアのピエモンテ地方の ICU 患者の大きな患者集団で、重症セプシスの疫学、およいび関連する罹患率と死亡率に及ぼす性別の影響を調査した。

・これは、2006 年 4 月 3 日~ 2006 年 9 月 29 日に、24 の内科・外科 ICU の 1 つに入室となった全患者を対象とした前向き、多施設観察研究から得たデータの事後分析であった。

・研究対象の 3902 人のうち、63.5% は男性であった。女性患者は、男性患者よりも有意に高齢であった(66±16 vs 63±16歳、P<0.001)。女性患者は、ICU 入院時に重症セプシスとセプティック・ショックを有したり、ICU 滞在中にこのような症候を発症する傾向は少なかった。全患者集団で、男性と女性の ICU 死亡率は同程度であった(20.1 vs 19.8%、P=0.834)が、重症セプシス患者では男性よりも女性患者の方が有意に高かった(63.5% vs 46.4%、P=0.007)。ICU 転帰に関する多変量ロジスティック回帰分析で、従属変数として、性別=女性は、重症セプシス患者で、ICU 死亡の高い危険性と独立して関係していた(オッズ比(OR)= 2.33; 95%信頼区間(CI): 1.23-4.39、P=0.009)が、全患者集団では同程度であった(OR: 1.07、95%CI: 0.87-1.34)。

・本大規模地域的なイタリア人の ICU 患者集団で、女性よりも男性の入室が多かった。重症セプシスの頻度は、男性よりも女性の方が少なかったが、女性という性別は、重症セプシス患者では、ICU 死亡率の高いリスクと独立して関係していた。

[!]:女性は男性よりも、セプシスを発症する頻度は少ないが、発症すればより重症で死亡率が高いと。

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