婦人科良性疾患に対する腹腔鏡手術後の肩の痛みを軽減するテクニック: 系統的レビュー

Techniques to reduce shoulder pain after laparoscopic surgery for benign gynaecological disease: a systematic review
Gynecological Surgery April 2013

・良性の婦人科疾患に対する大多数の手術は、侵襲が極少ないというよく知られた利点の故に、腹腔鏡下に実施される。腹腔鏡手術は患者満足度の改善という結果を生むが、相当な割合の患者が、術後の肩の痛みを訴える。本レビューでは、良性婦人科疾患に対する腹腔鏡手術後の肩の痛みを和らげるために現在評価されているテクニックの概要を提示する。

・系統的レビューおよびメタ分析のための優先的報告項目(PRISMA 声明)に沿って、Medline、Embase、Cochrane データベースを使って系統的レビューを実施した。良性疾患に対する婦人科腹腔鏡手術後の肩の痛みを和らげるテクニックを報告している無作為臨床試験を対象とした。

・88 件の論文が、包含のために篩にかけられた。合計 15 件の論文が、最終的レビュー対象となった。以下の諸研究が、肩の痛みを和らげるのに用いられるテクニックを記述していた: 6 件の研究は局所麻酔薬の作用を評価し、3 件の研究は肺加圧操作の影響を評価し、3 件の研究は腹膜内ドレナージの効果を評価した。残りの 3 件の研究は、LaproliftRを使用することによる、生食注入、ミニ腹腔鏡、無ガス腹腔鏡の効果を評価した。全体として、肺加圧操作と腹膜内ドレナージが、肩の痛み(SP)の発生率と重症度を低下させることが分かった。

・日常的診療で実施するテクニックとしては、現在のエビデンス、安全性、可能性に基づいて、SP の発生率と重症度を減らすには、肺加圧操作が推奨できる。

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