術前の軽度認知障害が冠動脈バイパス術後の呼吸器合併症を予測する

Preoperative Mild Cognitive Dysfunction Predicts Pulmonary Complications After Coronary Artery Bypass Graft Surgery
http://www.jcvaonline.com/article/PIIS1053077013000360/abstract?rss=yes

・軽度認知障害のある高齢患者では、呼吸訓練に対する不服従、比効果的な喀痰、離床への抵抗、吸入器などの薬の服用への学習困難が、冠状動脈バイパス術後期早期に観察された。これらの患者では、呼吸器合併症の頻度が高い可能性があると仮定されるので、術前に軽度認知障害のある患者の術後呼吸器合併症を対照群の術後呼吸器合併症と比較した。

・大学病院での待機的冠状動脈バイパス術を受ける患者を対象とした前向きコホート研究である。調査者は、年齢>70 歳以上の 48 人の待機的冠状動脈バイパス術予定の患者を 2 群に分けた;術前軽度認知障害のある患者(A 群、n=25)と認知障害のない患者(B 群、n=23)。患者の認知能力は、モントリオール認知能評価検査によって、術前に評価された。

・肺機能と呼吸器合併症は、術前と術後に、胸部X線と肺活量測定検査によって評価された。特に無気肺と長期人工呼吸において(p<0.001と p<0.05)有意差が群間で観察された。対照群では、肺活量測定検査に有意な障害は観察されなかった。しかし、術前の軽度認知障害のある患者では、術後の肺活量測定検査で有意な低下が観察された。

・本研究から、軽度認知障害は冠状動脈バイパス術後の肺合併症と関連することが示唆された。

[!]:軽度な認知機能障害が術後肺合併症の大きなリスクファクターになるのか。

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