ARDS 患者で PEEP と心係数の関係

The relationship between positive end-expiratory pressure and cardiac index in patients with acute respiratory distress syndrome
Journal of Critical Care published online 29 August 2013.

・本研究の目的は、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)患者で呼気終末陽圧(PEEP)と心係数との関係を評価することである。

・これは、ARDS の発症から 48 時間以内の成人患者を対象とした多施設無作為対照試験 Fluid and Catheter Treatment Trial の二次断面分析である。肺動脈カテーテル群に無作為化された患者は、FACTT 研究に登録して 3 日以内の短期間 PEEP と心係数測定を実施し、本研究の対象とした。FACTT が 2×2 分画デザインであったので、患者の半分は「無制限な輸液」研究群であり、残り半分は「制限的派輸液」研究群であった。

・最終的な研究対象患者数(367 人の患者で、833 回の測定、または観察)は、元来の FACTT 研究総人数と同様であった。使用された平均 PEEP レベルは 8.2±3.4cm H2O であり、ARDS 患者の平均心係数は、4.2±1.2L/分/m2 であった。APCHE スコア、年齢、FACTT の輸液研究群、敗血症で調節した場合でさえも、PEEP と心係数との間になんら関係がなかった。

・無制限輸液あるいは制限輸液管理プロトコルで管理された ARDS 患者で、PEEP は心係数低値と関係していない。
[!]:PEEP は心係数を低下させるというのが一般的常識だと思うが、ARDS ではそうではないということか。

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