重症セプシスの人工呼吸患者での筋弛緩薬投与と院内死亡リスク

Treatment With Neuromuscular Blocking Agents and the Risk of In-Hospital Mortality Among Mechanically Ventilated Patients With Severe Sepsis
Critical Care Medicine: January 2014 - Volume 42 - Issue 1 - p 90-96 doi: 10.1097/CCM.0b013e31829eb7c9 Steingrub JS, et al.

・最近の研究では、筋弛緩薬を用いた治療は、急性呼吸窮迫症候群に対して人工呼吸を必要とする患者の生存率を改善し得ることを示唆している。著者らは、重症セプシスのある人工呼吸患者で筋弛緩薬投与と院内死亡率との関連性を調べた。

・2004 年から 2006 年にプレミアパースペクティブデータベースに参加した米国 339 病院。入院して 2 日以内に集中治療室に入室して人工呼吸を受けることになった、セプシスと呼吸器感染症のある患者の薬理疫学的コホート研究である。著者らは、傾向スコア・マッチングと操作変数法を使用して、入院 2 日以内に筋弛緩薬を投与された患者と、そうでない患者との転帰を比較した。感度解析を使用して、未測定の仮想交絡因子の影響をモデル化した。7864 人の患者が包含基準を満たし、入院 2 日目までに筋弛緩剤を投与された 1818 (23%)人が含まれた。

・薬筋弛緩を投与された患者は若く(平均年齢 62 vs 68)、昇圧剤で治療される傾向が高く(65 % vs 69%)、院内死亡率が低かった(38.3 vs 31.9%、p<0.001)。治療の傾向にマッチした 3518 人の患者では、筋弛緩剤投与は、院内死亡リスクの低下と関連していた(リスク比、0.88 ; 95% CI 、0.80-0.96)。操作変数として、院内筋弛緩剤処方量を使用した分析では、筋弛緩剤の投与は、院内死亡率の 4.3% (95% CI、-11.5 %、1.5%)の減少と関連していることが分かった。

・重症セプシスと呼吸器感染症のある人工呼吸患者では、早期の筋弛緩薬投与は院内死亡率の低下と関連している。

[!]:適切なタイミングでの筋弛緩薬の使用は圧外傷を減らして、死亡率を低下させるということか。

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