術後のシバリングと高用量レミフェンニルに起因する痛覚過敏の相互作用

Interaction between postoperative shivering and hyperalgesia caused by high-dose remifentanil
Korean J Anesthesiol. 2014 Jan;66(1):44-51. Song YK et al.

・高用量レミフェンタニル・ベースの麻酔は、オピオイド誘発性痛覚過敏(OIH)と麻酔後シバリング(PAS)と関連している。これらの効果は、N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体拮抗薬により防止することができる。本研究は、高用量レミフェンタニルによって引き起こされる OIH と PAS の相関と、OIH と PAS に及ぼす低用量ケタミンの効果を検討することを目的とした。

・単孔式腹腔鏡下婦人科手術予定の 75 人の患者は、無作為に 3 群に割り当てられた:各群は、術中にレミフェンタニルを投与された: L 群では 0.1 μg/kg/min で、H 群では 0.3 μg/kg/min で、HK 群では 0.3 μg/kg/min に加えて、執刀直前に 0.25 mg/kg ケタミンを投与された後、皮膚閉鎖まで、5μg/kg/min で持続注入された。

・H 群における PAS、術後触覚痛覚閾値、痛覚過敏の程度は、他の 2 群と有意差が認められた。PAS は、H 群と HK 群において、術後触覚痛覚閾値(r= -0.529、P= 0.01)(r= -0.458、P=0.021)や痛覚過敏の程度(r= 0.537、p=0.002)(r=0.384、P=0.031)といった機械的誘発性疼痛など OIH と有意に相関していた。注目すべきことに、両群は、高用量レミフェンタニルで治療されていた。鼓膜温、初回の術後鎮痛剤要求、術後疼痛スコア、鎮痛剤消費量、モルヒネを含む患者管理鎮痛累積量は 3 群すべてで同程度であった。

・増幅された痛み感受性を含め、OIH と PAS は、共に高用量レミフェンタニルと関係しており、有意に相関があり、低用量のケタミンによって軽減された。これは、ある程度、中枢性グルタミン酸作動システム(例えば、NMDA 受容体)の活性化を介して媒介される共通のメカニズムが、高用量レミフェンタニルに起因する二つの効果の根底にあることを示唆している。

[!]:オピオイド誘発性痛覚過敏とシバリングとが共通の経路関係していると。

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