麻酔法が転帰に及ぼす影響は患者の年齢や併存症の有無によって異なるのか?

Does the Impact of the Type of Anesthesia on Outcomes Differ by Patient Age and Comorbidity Burden?
Regional Anesthesia & Pain Medicine: March/April 2014 - Volume 39 - Issue 2 - p 112-119 doi: 10.1097/AAP.0000000000000055 Memtsoudis SG, et al.

・硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔が整形外科手術患者で、全身麻酔に対して周術期転帰に有利に働く可能性がある。亜群解析が不足しているので、著者らは様々な年齢や心肺疾患の存在する患者群で、麻酔の種類が転帰に及ぼす影響を評価した。

・2006 年~ 2012 年に実施された人工股関節と人工膝関節置換術について、米国の約 500 病院からのデータを取り出した。患者は、年齢(すなわち、<65、65~74、≧75歳)、ならびに、心肺疾患の存在によって分類された。分類された群間で、患者、病院、術式、併存疾患関連の変数、ならびに、主要な周術期合併症の発生率を比較した。多変量ロジスティック回帰分析を実施して、各患者亜群内で麻酔の種類が合併症に及ぼす独立した影響を評価した。

・著者らは、人工股関節全置換術または人工膝関節全置換術を受けた患者の 795135 件のレコードを特定した。主要合併症の発生率は、心肺疾患のある最高齢患者群で最も高く(26.1%)、心肺疾患のない最年少群で最も低かった(4.5%)。

・多変量ロジスティック回帰では、脊柱管麻酔は、全身麻酔に比較して、全ての患者亜群で、複合主要合併症、集中治療室管理の必要性、長期入院の低い確率と関連していルことが示された。主要な心肺併存疾患のない患者では、脊柱管麻酔の好ましい影響は、加齢とともに増加した。

・脊柱管麻酔は、全ての患者群の関節置換術後に、年齢や併存症の有無に関わらず、主要合併症と医療資源使用率の低い確率と関係していた。

[!]:年齢や併存疾患の有無に関わらず、脊柱管麻酔が可能なら積極的に利用するべきだということだな。

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