Q:挿管チューブを固定するときにバイトブロックを使用しておいた方が良いのはどうしてか?

A:麻酔がかかっている状態では、チューブを噛んで換気不能に陥ることはないが、麻酔から覚醒する時に、患者さんは無意識に歯を喰いしばることがある。その力たるや相当なもので、チューブが噛み千切られてしまうこともあるほどだ。

チューブをしっかり噛みしめた状態が続くと、換気不能のために、体内には二酸化炭素が貯留していき、酸素は不足し、高二酸化炭素血症と低酸素血症が進行していく。この時、酸素を体内に取り込もうと強い吸気努力が発生する。この強い吸気努力によって、胸腔内には高度の陰圧が発生して、その圧差によって肺胞内に血漿成分が染み出してきて、肺水腫が発生してしまう。

チューブを噛んで換気不能に陥り、さらに肺水腫を発生するという事態を招かないように、歯牙の揃っている患者さんでは、バイトブロックを噛ませておかなくてはならない。

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