脊椎麻酔下の待機的手術に際して、高比重ロピバカイン vs 高比重ブピバカインの比較評価

A comparative evaluation of hyperbaric ropivacaine versus hyperbaric bupivacaine for elective surgery under spinal anesthesia
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2014;30:238-42 Kulkarni KR, et al.

・最近導入されたロピバカインはブピバカインよりも力価が 40% 低い。デキストロース添加により高比重としたロピバカインは信頼できる脊椎麻酔(SA)を提供することが知られている。本研究では、SA に際して、同用量の高比重 0.5% ブピバカインと 0.5% ロピバカインの臨床有効性を比較するために計画された。

・SA 下に待機的臍下手術を受ける、ASA?・?の患者 80 名が募られ、無作為に、R 群では、デキストロース 83mg/ml を含む高比重ロピバカイン 5mg/ml を 3ml(25% デキストロースの望ましい用量を追加することにより) B 群ではデキストロース 80mg/ml を含む高比重ブピバカイン 5mg・ml のうち 3ml のいずれかを投与された。バイタルサインのモニタリングとブロックパラメータの観察が実施された。データは平均±SD と頻度(%)で提示された。統計解析は、InStat コンピュータ・ソフトで適切な検定を使用して実施し、P<0.05 をもって有意とした。

・ロピバカインの方が、知覚ブロックの発現が遅く(ロピバカイン 4.5 分、ブピバカイン 3.2分、P<0.05)、知覚ブロックの平均総持続時間は有意に短かった(ロピバカイン 155分、ブピバカイン 190.5分、P<0.05)。ロピバカイン群の患者は運動ブロックからの回復が有意に早く(ロピバカイン 120分、ブピバカイン 190 分、P<0.05)、ブピバカイン群の患者よりも排尿が速かった(ロピバカイン 257分、ブパバカイン 358分、P<0.05)。

・8.3% デキストロースに溶解したロピバカイン 15mg は、8% デキストロースに溶解したブピバカイン 15mg よりも、持続時間の短い、信頼できる SA を提供する。

[!]:ロピバカインの方が、早く運動麻痺から回復し排尿も早いので、外来手術なら、ロピバカインの方が優れているということかな。、

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック