周術期抗コリン剤投与と泌尿器婦人科手術後の尿道カテーテル留置のリスク

Perioperative Anticholinergic Medications and Risk of Catheterization After Urogynecologic Surgery
Female Pelvic Medicine & Reconstructive Surgery: May/June 2014 - Volume 20 - Issue 3 - p 163-167 doi: 10.1097/SPV.0000000000000075

・本研究は、抗コリン薬投与への曝露が、泌尿器婦人科手術を受ける女性で、術後排尿障害のリスクにどのような影響を及ぼすか調査することを目的とした。

・著者らは、外来ベースで尿道脱か、尿失禁の手術を受けた女性の後ろ向きコホート研究を行った。著者らは検証済みの抗コリン剤のリスク尺度(ARS)によって周術期抗コリン薬への暴露を評価した。ARS 合計スコアは以下の期間に使用された各薬剤毎の個々の ARS を加算して算出した:術前自宅で、手術前待機室で、術中、術後回復室で。抗コリン薬への低暴露コホート(合計 ARS≦7)は、抗コリン薬への高暴露コホート(合計 ARS>8)と比較して、主要転帰である、手術当日の術後排尿障害を評価した;。

・研究では 125 人の女性のうち、98(78%)が抗コリン薬への低暴露群、27(22%)が、高暴露群であった。全体では、28(22%)人の患者が術後に排尿障害をきたした。抗コリン薬への高暴露群の情勢は、有意に排尿障害の胃スクが高かった(低暴露群 vs 高暴露で、それぞれ 17% vs 41%、P=0.01) 。ロジスティック回帰分析で、年齢、BMI、糖尿病、尿道下スリング、前方修復で調整したところ、抗コリンへの高暴露(AOR、4.15、95%信頼区間、1.49-11.57)、前方修復(AOR、3.15、95% CI、1.15-8.61)は依然として、術後排尿障害と有意な関係があった。

・周術期の抗コリン薬への高暴露は、外来泌尿器婦人科手術後の排尿障害のリスクを増大させる。

[!]:抗コリン剤は、前投薬としてよく使用されるが、口喝以外にもいろいろと作用、副作用がある。いろいろなリスクを天秤に掛けて使用するかどうかを考えなくてはいけない。

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