産科患者で BMI と硬膜穿刺後頭痛との関係

The relationship between body mass index and post-dural puncture headache in obstetric patients
International Journal of Obstetric Anesthesia online 30 June 2014

頭痛6.png・硬膜外挿入困難と偶発的硬膜穿刺は、肥満のある産科患者集団では可能性が高くなる。エビデンスレベルは低いが、硬膜穿刺後頭痛の危険性は、BMI が増加するにつれて減少することを示唆している。

・著者らは、後ろ向きに、産科で硬膜外か、脊椎硬膜外併用の 18315 人についての前向きデータを検討して、2007 年から 2012 年に 125 例(0.7%)の偶発的硬膜穿刺か、または硬膜穿刺後頭痛を特定した。監査記録と患者診療録を調査して、患者の BMI と頭痛の特性、硬膜外血液パッチの治療的使用を調べた。女性は、非肥満群(体格指数<30 kg/m2、<30群)か、または肥満群(体格指数≧30 kg/m2、≧30群)の 2 群に分類された。統計分析は、χ2乗か、フィッシャーの正確確率検定によって行い、P<0.05 をもって有意であるとみなした。

・<30 群(n=65)と比較して、≧30 群(n=60)の女性で、硬膜穿刺後頭痛の発生率(82% vs 80%、P=0.83)、その強度(重症 36% vs 23%、P=0.34)、硬膜外血液パッチの必要性(57% vs 54%で、P=0.81)に有意差は認められなかった。目撃された偶発的硬膜穿刺のあった患者(n=93)、あるいは、BMI>40kg/m2 (n=10)の患者に限定して分析しても、群間に有意差は認められなかった。

・本後ろ向き研究では、BMI が高い女性ほど硬膜穿刺後頭痛を発症する可能性が少ないとか、頭痛の特性と硬膜外血液パッチの使用が異なるというエビデンスは何ら認められなかった。

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