ARDS 患者で人工呼吸時の腹臥位が死亡率に及ぼす効果; 系統的レビューとメタ分析

Effect of prone positioning during mechanical ventilation on mortality among patients with acute respiratory distress syndrome: a systematic review and meta-analysis
CMAJ July 8, 2014 vol. 186 no. 10 First published May 26, 2014, doi: 10.1503/cmaj.140081

・急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の患者で、腹臥位の人工呼吸は、酸素化を改善し、人工呼吸の有害効果を軽減するために使用される。著者らは、腹臥位が、保護的肺換気を受ける ARDS 患者の死亡率に及ぼす効果を調査しようとした。

・著者らは、2013 年 8 月までに公開された関連する無作為対照試験(RCT)を同定するために、電子データベースや会議録を検索した。著者らは、ARDS 患者で人工呼吸の際に腹臥位と仰臥位とを比較した無作為対照試験を含めた。著者らは、バイアスのリスクを評価し、全死因死亡についてのデータを得た(退院時に決定するか、入手できない場合は、最長追跡期間の後に)。著者らは、プール分析のために、ランダム効果モデルを使用した。

・著者らは選択基準を満たした 11 件の RCT(n=2341)を同定した。一回換気量を減らした保護的換気を使用した 6 件の RCT(n=1016)では、腹臥位は、仰臥位に比べ、有意に死亡率を減少させた(リスク比 0.74、95% 信頼区間 0.59-0.95、I2=29%)。いくつかの感度分析でも、死亡率に及ぼす利点は依然として残った。全体的なエビデンスの質は高かった。バイアスリスクは、1 件では小さかったかっったが、それを除く全ての試験で低かった。ほとんどの臨床的および生理学的転帰の統計学的な不均一性は低かった(I2<50%)。

・質の高いエビデンスの今回の分析から、肺保護換気をを受ける ARDS 患者では、人工呼吸中の腹臥位の使用は、生存率を改善することが示された。

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