トポニン T アッセイを使用した周産期無症候性心筋虚血の発生頻度の評価: 観察予備研究

Assessing the incidence of peripartum subclinical myocardial ischemia using the troponin T assay: an observational pilot study
International Journal of Obstetric Anesthesia Published Online: July 23, 2014

・心疾患は、妊産婦死亡の主要な原因である。致命的ではない虚血エピソードは、分娩期に気付かれないままになる可能性がある。本研究の目的は、分娩後の期間にトロポニンアッセイの上昇によって証明される無症候性心筋虚血の発生頻度を妊婦で評価することであった。

・著者らは、1 年に分娩 7000 例以上のある三次産科病院で、前向き観察予備研究を実施した。標的型サンプリングを使用して、被験者を、臨床的な既往歴と簡単なアンケートにしたがって、既定の心筋緊張高リスク群と低リスク群に入れた。140 人の女性のトロポニン T 値が分娩後 8 ~ 24時間に評価された。

・心筋緊張の高リスクと考えられる 91 人と、低リスクと考えられる 49 人が登録された。分娩後 24 時間の血清トロポニン T の全体での平均(±SD)は、8.7±19.7 ng/L(正常範囲<14 ngの/ L)であった。トロポニン結果陽性の発生率は 4.3%(95%CI1.6-9.1)であった。低リスク群の 4 人(8.2%)と高リスク群の 2 人(2.2%)は、トロポニン T アッセイが上昇していた。

・本研究では、女性の 4% で心筋障害を示唆する範囲の濃度内のトロポニンアッセイ上昇を認めた。しかし、著者らは前向きには、個の群の女性を識別する方法を把握することはできなかった。現時点では、調査のための低い閾値が維持されるべきであることを推奨する。

[!]:分娩というからには、ほとんどが 40 歳未満の若い女性であろうが、4 % で心筋虚血に由来する心筋障害が起こるとは、けっこう多いんだな。

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