麻酔診療報酬に関する情報を全て電子麻酔記録(paperChart)に組み込む!

 麻酔の診療報酬を決める手順というのは、けっこう面倒だ。そもそも、その体系が分かりにくい。「医科点数表の解釈」という法律書のような記載は、非常に分かりづらいものである。きちんと診療報酬を計算できる麻酔科医はほとんどいないと思われるくらいに計算が込み入っている。

<麻酔の診療報酬>

医科 第2章 特掲診療料 第11部 麻酔 第1節 麻酔料


この中でももっとも複雑なのは、全身麻酔の項である。
マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔

 そこで、当院では、麻酔科と医事課の情報伝達用に、麻酔の診療報酬の体系が分かりやすいように整理した「麻酔の診療報酬」という用紙を作成して、その用紙に、麻酔の診療報酬算定に必要な、麻酔の種類と、その開始~終了時間や、特殊処置の開始~終了時間、また、麻酔困難に相当するかどうか、麻酔管理料が取れるかどうか、などの情報についてチェックを入れている。

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 「麻酔の診療報酬」に記載している情報は極僅かであるのに、paperChart による電子麻酔診療録と、この用紙を必ずセットで記録しないといけないのは少々不便であるとは感じていた。そこで、電子麻酔診療録にこれらの情報を組み込んでしまうことができないかと考えた。

・麻酔の種類と開始終了時間 → これは paperChart から PDF 化した麻酔診療録に記載された記号とサマリーページを見れば分かる。
・特殊処置とその開始時間・終了時間 → これも、PDF のサマリーページを見ればわかる。

したがって、「麻酔の診療報酬」用紙を作らざるを得なかったのは、偏に「麻酔困難」があるのかないのか、あるとすれば、どの項目に相当する病態があったのかという情報だけが不足していた。

そこで、paperChart の一般情報のダイアログの中に、 「麻酔困難」という項目を作成して、「麻酔困難」の 26 個が選択肢として表示されるように設定した。さらに、サマリーページにこの情報が、表示されるように設定した。たった、これだけのことで、麻酔診療に関わる用紙を 1 枚無くしてしまうことができた。

これに要した時間は、数十分であった。paperChart のカスタマイズ性能の高さには、改めて脱帽だ。越川先生、素晴らしい電子麻酔記録を遺してくださり、ありがとうございます。これからも活用させていただきます。

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