内頚静脈サイズを増大させるための呼気終末陽圧は肥満の麻酔下成人では忍容性が低い

Positive End-Expiratory Pressure to Increase Internal Jugular Vein Size Is Poorly Tolerated in Obese Anesthetized Adults
Anesthesia & Analgesia: September 2014 - Volume 119 - Issue 3 - p 619-621 doi: 10.1213/ANE.0000000000000347

・中心静脈カニュレーションは、肥満患者では技術的に困難な課題である。著者らは、呼気終末陽圧(PEEP)が肥満成人で内頸静脈(IJV)のサイズを増加させると仮定した。

・全身麻酔下肥満患者で、PEEP を 0、5、10cmH2O として、IJV の周囲径と断面積を測定した。結果は平均±SE として報告した。

・10cmH2O の PEEP は、24 人の肥満患者のうち 18 人で実施可能であった。PEEP を 5cmH2O 増加する毎に、断面積は 0.16±0.02cm2(P<0.0001)、周囲径は 0.23±0.03cm(P<0.0001)増加させた。

・PEEP は、肥満成人の IJV サイズをやや増加させたが、低血圧のために忍容性が低かった。

[!]:肥満患者では、通常成人よりも、PEEP 負荷による IJV 径増大効果は少なく、低血圧をきたすことが多いと。ま、だからといって肥満患者ではできないというわけではない。やらなくちゃならないんだから、昇圧剤を使って血圧維持しながらでも、「PEEP とトレンデレンブルグ体位」で的を大きくして穿刺すべし。

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