ネオスチグミン vs スガマデクス: 術後質回復スケールを使用しての回復の質を比較する観察コホート

Neostigmine vs. sugammadex: observational cohort study comparing the quality of recovery using the Postoperative Quality Recovery Scale
Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 1 SEP 2014 DOI: 10.1111/aas.12389

・術後の回復の質は術後の重要な評価項目である。神経筋遮断の拮抗薬としてネオスチグミン vs スガマデクスによって治療を受けた患者で、術後質回復スケール(PQRS)のポルトガル語版を使用して術後の回復の質を評価するために、観察コホート研究が計画された。

・全身麻酔下に待機的手術を受け、筋弛緩拮抗剤としてネオスチグミン(n=48)か、またはスガマデクス(n=53)で治療されたの便宜的標本 101 人の成人患者を対象とした。患者は、ベースライン、術後 15(T15)と 40(T40)分、第 1 日目と第 3 日目にも、ポルトガル語版 PQRS を使用して評価された。回復は、各時点でのベースライン値(またはそれ以上)への復帰と定義した。

・PQRS の全体的な回復率は両群で同様であったが、T40 での侵害受容性(96.2% vs 81.3%、P=0.02)、生理的(96.2% vs 70.2%、P= 0.001)ドメインでスガマデクス群の方が、ネオスチグミン群よりも高かった。また、スガマデクスで治療された患者の方が、手術が作業能力と日常活動に及ぼす影響について有意に良好な全体的視点、ならびに麻酔診療についての高い満足度を報告する傾向があった。

・この予備研究から、スガマデクスは生理的、侵害受容についての術後回復、ならびに麻酔診療に関する患者満足度を改善する可能性があることが示唆される。スガマデクスが回復の質に及ぼす好影響についての説明を欠いているが、今回の結果は、この可能性を探求するための無作為試験を正当化する十分な予備データを提供しているのではないだろうか。

[!]:ネオスチグミンに比較すると、スガマデクスは、作用が迅速で、余分な自律神経刺激症状をきたさないので、快適な回復が得られるのだろう。

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