セプティック・ショック患者の死亡率に及ぼす輸液と血管作動薬の相互作用: 多施設観察研究

Interaction Between Fluids and Vasoactive Agents on Mortality in Septic Shock: A Multicenter, Observational Study
Critical Care Medicine: October 2014 - Volume 42 - Issue 10 - p 2158?2168 doi: 10.1097/CCM.0000000000000520

・輸液と血管作動薬は、敗血症性ショックの治療に共に使用されるが、それらがどのように相互に作用するのか、それらを投与する最適な方法についてはほとんど知られていない。著者らは、これらの 2 つの治療法の併用がどのように院内死亡率に影響するのかを調査しようとした。

・3 カ国、24 病院の ICU で、敗血症性ショック発症後 24 時間以上生存し、1989 - 2007 年に入院した 2849 人を対象として、院内死亡率と、血管作動薬の投与開始と、発症後 0-1、1-6、6-24 時間に投与された静脈内輸液量に代表されるカテゴリー変数間の関係を、相互作用を含め、また潜在的交絡因子で調整しつつ、多変量ロジスティック回帰を用いて後ろ向きに評価した。

・輸液と血管作動薬は、死亡率と、強力な、相互に作用する関連性を有していた。死亡率は、ショック発症後最初の 1 時間以内の輸液量が>1L、1-6 時間で >2.4L、6-24 時間で 1.6-3.5L で、血管作動薬が、発症 1- 6 時間後に開始された場合に最低であった。最低死亡率は、血管作動薬を発症後 1-6 時間に投与開始することと関連していた。

・敗血症性ショックに際しての、蘇生の最初の 1 時間の焦点は、積極的な輸液投与とすべきであり、その後に限って、積極的な輸液投与を継続しつつ、血管作動薬を開始する。最初の 1 時間に血管作動薬を開始するのは有害である可能性があり、その関連性の一部は、そのように早期に血管作動を開始してしまうと輸液投与量が少なくなるためである。

[!]:まずはボリューム、それをせずして血管作動薬に依存すると最適ボリューム、ひいては最適な酸素運搬を達成できなくなってしまうということかな。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック