斜角筋間ブロック下関節鏡腱板修復術で神経周囲補助薬としてのブプレノルフィン vs トラマドール

Buprenorphine versus tramadol as perineural adjuvants for postoperative analgesia in patients undergoing arthroscopic rotator cuff repair under middle interscalene block: a retrospective study
Minerva Anestesiologica 2014 November;80(11):1198-204

・本後ろ向き研究の目的は、ブプレノルフィンとトラマドールを局所麻酔薬とともに神経周囲補助薬として使用する場合、術後鎮痛を延長する上での有効性の差とそれらに関連する副作用を評価するために比較することであった。

・関節鏡下腱板修復を受ける予定の、ASA 1-2 で、除外基準を満たす 161 人一連の成人患者の臨床記録を後ろ向きに検討した。麻酔は、斜角筋間ブロック(MIB)を用いて行った。161人の患者は、神経周囲補助薬として、ブプレノルフィン(B)、トラマドール(T)、いずれも使用なし(A)かにしたがって 3 群に割けられた。A 群(54 人の患者):レボブピバカイン 0.75%、0.4 mL/kg、B 群(56 人):レボブピバカイン 0.75%、0.4 mL/kg + 0.15mg ブプレノルフィン、T 群(51 人);レボブピバカイン 0.75%、0.4 mL/kg+100mg トラマドール。

・結果は、ブプレノルフィンで処置した群の方が、局所麻酔薬単剤で処置した群よりも長い術後鎮痛の恩恵を受けることを示した(P<0.0001)。それ以外は、麻酔薬単独で治療した群と補助薬としてトラマドールで治療した群との間では、統計学的に有意差はなく判然としなかった(P=0.4825)。局所麻酔薬単独とトラマドール+局所麻酔薬との間では何ら差はなく(P=0.4825、HR=0.863、95%CI0.574-1.299)、これとは対照的に、ブプレノルフィン+局所麻酔薬群と局所麻酔薬単独群との間には有意差(P<0.0001、HR=0.330、95%CI 0.216-0.530)が証明された。

・ブプレノルフィンとトラマドールの両方が、術後鎮痛を延長させるために使用される神経周囲補助薬として効果的であるが、本目的のためには、ブプレノルフィンの方が、トラマドールよりも有効性が高い。

[!]:今度、腕神経叢ブロックの時にブプレノルフィンを混ぜてみよう。

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