CABG 後の長期人工呼吸: リスク因子分析

Prolonged Mechanical Ventilation After CABG: Risk Factor Analysis.
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2015 Feb;29(1):52-8. doi: 10.1053/j.jvca.2014.09.002.

・冠動脈バイパス移植(CABG)手術後の長期人工呼吸(PV)は、よく見られる術後合併症である。冠状動脈バイパス移植(CABG)患者で、術後に長期人工呼吸を受けるリスクがある患者を同定するために、術前と術中パラメータを評価した。

・研究研修病院、単一施設での後ろ向き研究である。著者らは、830 人の on-pump と off-pump CABG を受けた患者を前向きに収集したデータを分析した。PV(>24 時間)と術前・術中パラメータとの関連性をロジスティック回帰分析を使用して評価した。

・46人人の患者(5.6%)が術後に PV を必要とした。院内死亡率は、この群(45.7% vs 4.0%、P=0.000145)で有意に高かった。単変量解析では、これらの患者の方が、高齢で(65.6±9.3 vs 60.4±9.9、P=0.001)、脳血管疾患の頻度が高く(21.7% vs 10.5%、p=0.032)、ASA 分類(58.7% vs 41.8%)、NYHA 分類(32.6% vs 12.2%、p=0.001)、慢性腎機能障害(20.0% vs 4.0%、p=0.0001)が高度であった。これらの患者の方が同時手術がより多く(30.4% vs 7.8%、p=0.0001)、人工心肺の総潅流時間が長かった(147.2±69.1 vs 95.7±33.9分、p=0.0001)。回帰分析では、NYHA 分類高度(オッズ比=8.2、95%CI=1.5-43.5、p=0.015)、慢性腎機能障害(オッズ比=7.7、95%CI=1.3-47.6、p=0.027)、長時間の潅流(p=0.012)が、独立して、人工呼吸器から離脱遅延と関連することが分かった。人工心肺が 82.5 分を超えると、1分延長する毎に、抜管遅延のリスクが 3.5% (95%CI=0.8%-6.4%)増加する。

・CABG 患者で、術後の長期人工呼吸は、NYHA 分類高度、慢性腎機能障害、長い心肺時間と関連している。

[!]:NYHA 分類高度(心機能が悪い)、腎機能が悪い、心肺時間が長い場合に、術後人工呼吸が遷延すると。

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