小児と青年期患者で BIS モニターを指標としたプロポフォオールとレミフェンタニルの閉ループ調節の

Feasibility of Closed-loop Titration of Propofol and Remifentanil Guided by the Bispectral Monitor in Pediatric and Adolescent Patients: A Prospective Randomized Study.
Anesthesiology. 2014 Dec 24. [Epub ahead of print]

・本研究は、小児と青年期患者の麻酔中に、バイスペクトル指数(BIS)のみを指標としたプロポフォールとレミフェンタニルのデュアル閉ループ調節の実現可能性を評価するために計画された。

・本単盲式無作為研究で、待機手術を受ける小児は、閉ループ群(自動)か、または手動群に割り当てられた。主要評価項目は、BIS が 40-60 (BIS 40-60)の範囲内にある時間の割合だった。副次評価項目は、深麻酔(BIS<40)の割合と薬物消費量だった。データは、中央値(四分位範囲)、数値(%)として表わす。

・23 人の患者(年齢 12[10、14] 歳)は自動群に、19 人の患者(年齢 14[7-14] 歳)は手動群に割り当てた。閉ループコントローラは、全患者のの導入と維持を提供できた。BIS 40-60 時間の割合は、自動群の方が多く(87%[75-96] vs 72%[48-79]、P=0.002)、BIS<40 の割合は少なかった(7%[2-17] vs 21%[11-38];P=0.002)。導入時のプロポフォール(2.4[1.9から3.3] vs 1.7[1.2-2.8]mg/kg)とレミフェンタニル(2.3[2.0-3.0] vs 2.5[1.2-4.3]μg/kg)の消費量は、自動群 vs 手動群で、それぞれ同様であった。維持中のプロポフォールの消費量(8.2[6.0-10.2] vs 7.9[7.2-9.1] mg/kg /h、P=0.89)は群間で同様であったが、レミフェンタニル消費量は自動群の方が多かった(0.39[0.22-0.60] vs 0.22[0.17-0.32)μg/kg/min、 P=0.003)。周術期の有害事象と麻酔回復室在室期間は同様であった。

・小児と青年期患者で BIS を指標とした鎮静と鎮痛の術中の自動化制御は、臨床的に妥当であり、熟練した手動制御よりも性能が優れていた。

[!]:人間が制御するよりおも機械に任せた方が確実にできるほどに、自動制御もそこまで進化しているんですね。

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4.エントロピー・モニターを指標としたプロポフォールとレミフェンタニルの閉ループ制御の妥当性

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