IABP の合併症; 最終的な IABP 先端位置は問題なのか?

Complications of intra-aortic balloon pump use: does the final position of the IABP tip matter?
Anaesthesia and Intensive Care Volume 43, Issue 1 p66-73

・著者らは、オーストラリアの 2 施設での大動脈内バルーンポンプ(IABP)使用の後ろ向きレビューの結果を報告し、最終的な IABP 先端位置が転帰によボス影響を評価する。

・カウンターパルセーションの適用、患者の人口統計、院内転帰、合併症を、後ろ向き的に収集した。胸部 X 線のレポートによって、「最終的な」 IABP 先端位置を取得した。位置は許容可能(先端が大動脈弓直下で、 T2-T5 脊椎レベルに見られた)、位置異常(先端が大動脈弓の下方>5cm、T5-T6)、高度の位置異常(先端が大動脈弓下の下方>10 cm、T7 よりも尾側)と定義された。主要合併症は、IABP に続発した死亡、主要な四肢虚血、主要な IABP 動作不良、バルーン破裂や出血、高度の腎機能障害(クレアチニン上昇>200μmol/L)、脳梗塞、腸間膜虚血の複合とした。645 例を検討した。

・全体的な主要合併症率は 26.2% と 24.3% だった。高度の腎障害は、最も一般的な合併症(16.6%)であり、第 2 は、高度のカテーテル機能不全(5.4%)であった。最終的な IABP 位置は、39.9% が許容範囲、11.1% が位置異常、6.7% が高度の位置異常、42.4% で利用できなかった。ロジスティック回帰分析では、IABP 先端位置異常(満足な位置に比べてのオッズ比=3.9 [95%信頼区間=2.0-7.6、P<0.001])と高度の位置異常(オッズ比=13.0、[95%信頼区間 5.3-31.7、P<0.001]))は、ショックの存在(オッズ比=3.8、信頼区間=2.1-6.8、P<0.001)以上に主要合併症と関連していた。

・理想的とは言えない最終位置を受容することは、IABP 装置治療に直接関連した合併症を高度に予測した。

[!]:IABP の先端位置というのは非常に重要で、位置異常は主要合併症の原因となるので妥協してはいけない。

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