先進国での高い帝王切開分娩率は高い新生児死亡率と関係している

Higher Cesarean Delivery Rates are Associated with Higher Infant Mortality Rates in Industrialized Countries.
Birth. 2015 Jan 17. doi: 10.1111/birt.12153. [Epub ahead of print]

・最近のデータは、高所得先進国の半分以上の帝王切開分娩率は>25% と、世界中のほとんどの医療専門家によって考えられている適切なレベルよりも高いことを示している。

・本研究では、WHO、経済協力開発機構、世界銀行、各国から入手した、高所得先進国 31 ヵ国の 2010年(あるいは最寄りの)のデータを分析した。著者らは、帝王切開率と乳児死亡率との相関をピアソン相関係数分析で検討し、重回帰分析で、乳児死亡率に及ぼす帝王切開の独立した効果を調べた。

・帝王切開率と乳児死亡率は、含めた諸国の中で、それぞれ 15.6-50.0% 、生児出生 1000 件当たり 1.9-6.8 と相当にさまざまであった。帝王切開率は、乳児死亡率と正の相関関係があった(ピアソン相関係数:0.41、p<0.05)。この関係は、母体年齢、乳児性別、一人当たりの GDP、ジニ係数で調整後にも依然としてそのままで(P<0.03)あったが、さらに早産で調整した(p=0.07)後に消失した。感度分析では、妊娠 22 週未満の出産を除外、各国の出生数によってデータを重み付けすること、あるいは、測定上の問題がある可能性のある(米国、ギリシャ)特定の国からのデータを除外することによっては、感知できるほどに影響を受けなかった。

・これらの高所得先進国では、高い帝王切開分娩率は、高い乳児死亡率と関連している。帝王切開分娩が乳児死亡率に影響を与えるメカニズムの一つは、医原性の未熟児によるものである。

[!]:先進国の方が帝王切開分娩の乳児死亡率が高いとは!ただ乳児死亡率の分母は生児出生なので、死産になるよりは可能性に期待して早期帝王切開分娩させてしまうためかもしれない。

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