予定手術時間は、「十中八九終われる時間」であることが必要だ Part 2

 昨日も、4 時間の予定で、6 時間半の脳外科手術が行われた。

 タイトルにした『予定手術時間は、「十中八九終われる時間」であることが必要だ』というのは、一般社会的には、あまりにも当たり前すぎて、普通の人には理解できないかもしれない。

 通勤時間のうち、家から駅まで平均 10 分かかると予想すれば、15 分くらい前に家を出るのが普通だろう。遅くとも、 12-13 分前には家を出るのが当然だ。誰しも、さまざまな「万が一」を抱えているから、若干の余裕をもって行動するのが当たり前の行動規範だ。でないと、次の予定がきちんとこなせなくなる可能性が高いからだ。

 電気屋さんにエアコンの設置を依頼して、実際に業者さんがエアコンの設置に来たとします。

 業者さん:「エアコンの設置を賜りました。2 時間ほどで終了しますので、」

と言われて、2 時間経っても、まだ、ごぞごそやってて終了する気配がなかったら、どう思いますか?

 「いつまでやってんだよ!? もうすぐ来客があるんだよ。言った通り 2 時間で済ませろよ!」

 クリーニング屋さんが、「2 日後にお届けします。」って言ったのに、.3 日経っても届かなかったらどう言いますか?

 「明日から出張で、着て行かないといけないんだよ。早く届けてくれよ。 2 日で届けるって言ったじゃない?!」
 
誰だって、そう思って当然でしょう!?

『「手術」っていうのは、そう簡単なものではないんですよ~』って??

 じゃ、そう簡単なもんじゃないんだったら、それはそれで、最初から「4. 時間くらい見といて下さい。」って言っとけよ。簡単じゃない部分も見越して十分な時間を周囲に伝達するのが「プロ」ってもんでしょ。それが社会常識ってもんだろう?

 「十中八九終われる時間」を相手に提示してこそ、スムーズな共同作業が可能なのではないでしょうか?

 当院の場合、大学病院から赴任してきた医者ほど、また若い医師ほど、(第 3 者から見て)到底不可能な予定手術時間を提示してくることが多い。おそらくは、大学病院という巨大組織で、誤った社会常識を教育されてしまっているのだろう。 

 大学病院さんよ、若いドクターに、ちゃんと「社会常識」ってものを教えてくれよ。それが、「最高学府」と呼ばれる組織の存在価値ではないのですか?

 市中病院は市中病院で対処はしますけど、そもそもの最初の、そして最高の「医師教育システム」である大学病院がしっかりとしていないから、こんな愚痴ブログを書かなくてはいけなくなるんですよ。

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