腹腔鏡下胆嚢摘出術における局所麻酔薬の有効性: 無作為化臨床試験

Effectiveness of Local Anesthetics in Laparoscopic Cholecystectomy: A Randomized Clinical Trial.
Surg Laparosc Endosc Percutan Tech. 2015 Aug;25(4):317-20. doi: 10.1097/SLE.0000000000000166.

背景:腹腔鏡下胆嚢摘出術は、胆石症のゴールドスタンダードである。術後痛はまだ相当で、早期退院を妨げている可能性がある。

・腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けり全患者を対象に、無作為化盲式臨床試験が計画された。群は、対照群(A 群)、執刀前のトロカール刺入部へのブピバカイン浸潤(B群)、執刀前のブピバカインのトロカール刺入部への浸潤、剥離開始前に胆嚢と肝表面に腹腔内散布した(C 群)。術式と術後鎮痛は、標準化した。 6 時間の痛みを主要評価項目として視覚アナログ尺度で評価した。

・腹腔内ブピバカイン群の視覚的アナログ疼痛スコアは、トロカール創部浸潤単独と同様であり、両群とも対照群よりも低かった(P=0.05616)。

・今回の研究では、局所麻酔薬の腹腔内投与とトロカール創部浸潤は、トロカール創部浸潤と比較して、疼痛スコアを低下させなかった。

[!]:ま、普通に考えて、腹膜は面積が広く血流も豊富だから、腹腔内に作用させた局所麻酔薬がそんなに長く効果持続するとは考え難い。創部局所浸潤だけで十分ということだ。

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