非心臓手術後の成人の 3ヶ月時点での術後認知機能障害:質的系統的レビュー

Post-operative cognitive dysfunction at 3 months in adults after non-cardiac surgery: a qualitative systematic review
Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 29 MAR 2016

・術後認知機能障害は、術後に発生する認知機能の低下として定義されているが、医学文献ではいろいろな診断基準と発生頻度が報告されている。著者らの目的は、成人の非心臓手術 3 ヶ月後の術後認知機能障害の発生率を調査することであった。

・PRISMA ガイドラインによって入手可能なエビデンスの系統的レビューが行われた。PubMed、EMBASE、CINAHL、LILACS、Scielo、Clinical Trials、Grey Literature Reports 上で、2015 年 7 月に検索を行った。選択基準は、18 歳以上の患者、全身あるいは区域麻酔下での手術、3ヵ月間の経過追跡、診断には神経認知検査セットを使用している前向きデザイン研究とした。著者らは、心臓や脳の手術患者で行われた研究は除外した。バイアスのリスクは、国立心臓肺血液研究所からのツールを用いて評価した。

・著者らは 24 件の研究を選択した。平均年齢は 68 歳であった。5 件の研究だけが、非手術対照群での認知機能低下の発生率を報告していた。使用された検査数の中央値は 5(範囲 3-13)であった。術後 3 ヶ月時点での認知機能障害のプールされた発生率は 11.7%[95%CI 10.9~12.5] であったが、研究間には、いくつかの方法論上の差があった。加齢が確認された最も一貫性のある危険因子(7 件の研究)であった。

・患者の術後認知機能障害、特に年齢 60 歳以上の患者では、頻繁にある。制限事項は、研究間における方法論的な違いがある。今後の研究のために、定義と診断についての合意に達するために努力がなされなければならない。

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