高齢患者大腸内視鏡検査時のいろいろなフェンタニル用量でのプロポフォール有効濃度 EC50

The median effective concentration (EC50) of propofol with different doses of fentanyl during colonoscopy in elderly patients.
BMC Anesthesiol. 2016 Apr 21;16:24. doi: 10.1186/s12871-016-0189-y.

・プロポフォールとフェンタニルは、大腸内視鏡検査中に最も広く投与されている麻酔薬である。本研究では、高齢患者の大腸内視鏡検査に際して必要なプロポフォール有効濃度(EC 50)の中央値を調査し、本研究の目的は、高齢患者の大腸内視鏡検査に際して併用??した場合の、フェンタニルとプロポフォール間の薬力学的相互作用を明らかにすることであった。

・大腸内視鏡検査に予定された 90 人の高齢患者は以下のような無作為化二重盲式法で 3 群に割り当てられた;F0.5 群(0.5μg./kg フェンタニル)、F1.0 群(1.0μg/kg フェンタニル)、生食対照群。麻酔は、プロポフォール(初期血漿濃度 2.0μg/ml、マーシュモデル)とフェンタニルの目標制御注入によって達成された。大腸内視鏡検査は、フェンタニルの注入 3 分後に開始した。異なるフェンタニル用量での大腸内視鏡検査に必要なプロポフォールの EC50 は、意図的な動きを抑制するために、隣接濃度較差を 0.5μg/ml とする連続的上下法を用いて測定した。麻酔に関連する有害事象と回復特性も記録した。

・高齢患者の大腸内視鏡検査に際してのプロポフォールの EC50 は、それぞれ、F0.5 群では 2.75μg/ml(95%CI、2.50~3.02μg/ml)、F1.0 群では 2.05μg/ml(95%CI、1.98~2.13μg/ml)、対照群では 3.08μg/ml(95%CI、2.78~3.42μg/ml であった(P<0.05)。F1.0 群の患者は、対照群に比べて有意に覚醒時間と在院時間が長かった(P<0.05)。

・フェンタニルの用量を 1.0μg/kg まで増加させると、大腸内視鏡検査を受ける高齢者に必要なプロポフォールの EC50 を減少させ、麻酔関連の有害事象に有意差はないが、覚醒と退院に時間が長くかかる。

[!]:F+P=3 くらいで維持すればいいんじゃないのってこと。処置中の反応を抑制したければ、フェンタニルを多めに、早く覚醒させて帰したければプロポを多めにってことだな。

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