クモ膜下ブピバカインへの補助薬としてのデキスメデトミジン vs ミダゾラム:臨床比較

Dexmedetomidine versus midazolam as adjuvants to intrathecal bupivacaine: A clinical comparison
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2016;32:214-9

・望むらくは術後鎮痛を増強する、クモ膜下ブピバカインへの補助薬を確認するために研究が行われている。本前向き無作為化二重盲式試験は、脊椎麻酔に際して、0.5% 高比重ブピバカインとともに投与されたデクスメデトミジンか、またはミダゾラムの知覚と運動ブロックの発現と持続時間、術後鎮痛、副作用を比較することを目的とした。

・膣式子宮摘出を予定された合計 80 人の患者は、無作為に D 群(n=40):0.5% 高比重ブピバカイン 3mL+5μg デキスメデトミジン/0.5mL 生食か、M 群(n=40):0.5% 高比重ブピバカイン 3mL+2mg ミダゾラム/0.4mL(5mg/mL)+0.1mL 生食、のいずれかを投与されるよう割り当てられた。知覚と運動ブロックの発現、持続時間、術後の初回鎮痛投与までの時間、副作用を記録した。パワーとサンプルサイズ(PS)バージョン 3.0.0.34 を使用して、パワーとサンプルを計算した。統計分析は、Microsoft(MS)Office Excel ソフトウェアを用いて、スチューデント t 検定とカイ二乗検定(有意性 P=0.05)により行った。

・知覚と運動のブロック持続時間、初回鎮痛剤必要となるまでの時間jは、D 群の方が有意に長かった。術後 VAS は M 群よりも D 群の方が有意に低かった。両群は、鎮静度、血行動態変数、副作用については同様であった。

・クモ膜下デキスメデトミジンは、副作用が同等でありながら、知覚ブロックの持続時間が有意に長く、術後の鎮痛剤投与量が少ないことから、ミダゾラムよりも優れた補助薬であった。

[!]:脊椎麻酔にデキスメデトミジンを併用しても保険で削られることはないから、少量クモ膜下投与してみることは日本でも可能かな。クモ膜下に投与したことを記載したら削られちゃうけど。

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