脊椎手術を受ける PONV リスクの高い患者で、PONV 予防のためのプロパセタモール+フェンタニル

Patient-controlled Analgesia With Propacetamol-Fentanyl Mixture for Prevention of Postoperative Nausea and Vomiting in High-risk Patients Undergoing Spine Surgery: A Randomized Controlled Trial.
J Neurosurg Anesthesiol. 2016 Oct;28(4):316-22. doi: 10.1097/ANA.0000000000000252.

男性の嘔気.png・本無作為化試験では、脊椎手術を受ける感受性の高い患者で、フェンタニルにプロパラセタモールか、同量の生食を混じたフェンタニルによる静脈内患者管理鎮痛法が、術後悪心嘔吐(PONV)に及ぼす効果を評価した。

煙草を吸わない 108 人の女性患者を、プロパラセタモール(4g)か、生食をフェンタニル(20μg/kg)に混じて投与されるよう無作為に均等に割り当てた。研究の主要評価項目は、術後 24 時間時点での PONV 発生頻度であった。副次評価項目は、悪心の程度、疼痛強度(100 mm 視覚アナログ尺度)、レスキュー制吐薬と鎮痛薬の使用、患者満足度、術後 6、12、24 時間の時点での有害事象であった。

・術後、生食群と比較してプロパラセタモール群の方が、24 時間後の PONV 発生頻度(41% vs 66%、P=0.011)、6~12 時間時点(それぞれ 30±15 vs. 41±19, P=0.008; と 25% vs. 49%, P=0.036)と 12~24 時間時点(それぞれ 25±15 vs. 35±17, P=0.008; と 19% vs. 42%, P=0.044, )での安静時の疼痛強度とレスキュー鎮痛薬の必要度が低く、患者満足度スコアが高かった(6.4±1.4 vs 5.7±1.8、P=0.028)

・脊髄手術を受けた、PONV を発症するリスクの高い患者では、フェンタニル単独よりもフェンタニルにプロパラセタモールを混じた持続 IV-PCA の方が有効に PONV 頻度、安静時疼痛強度、レスキュー鎮痛薬の追加使用を低減し、患者満足度が高かった。

プロパラセタモールは、アセトアミノフェンのプロドラッグだから、IV-PCA のフェンタニルを生食ではなくてアセリオで希釈して投与したようなものだ。いいことづくめじゃん!

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