大腿骨頚部骨折固定手術後の術前投与デキサメタゾンの術後鎮痛効果、:無作為化二重盲式比較試験

Postoperative analgesic effect, of preoperatively administered dexamethasone, after operative fixation of fractured neck of femur: randomised, double blinded controlled study.
BMC Anesthesiol. 2016 Sep 22;16(1):79.

デキサメタゾン2.png・大腿骨頚部骨折は高齢者の入院のよくある原因であり、通常は手術的固定が必要である。多様な臨床現場で、術前グルココルチコイド投与は、鎮痛を改善し、オピオイド消費量を減少してきた。著者らの目的は、大腿骨頚部骨折の固定手術を受ける患者で術前に投与された単回のたデキサメタゾンの術後鎮痛効果を明らかにすることであった。

・施設倫理委員会の承認が得られ、書面による説明と同意を各患者から得た。コーク大学病院での待機手術患者は、2009 年 7 月から 2012 年 8 月に募集された。手術が予定された産科患者は、無作為に 2 群(デキサメタゾン、またはプラセボ)の 1 つに割り当てられた。デキサメタゾン群の患者は、術直前にデキサメタゾン 0.1mg/kg の単回静脈内投与を受けた。プラセボ群の患者は、同量の生食を投与された。患者は、標準化された脊椎麻酔と手術手技を用いて、大腿骨頚部骨折の固定手術を施行された。主要転帰は、手術 6 時間後の安静時疼痛スコアであった。

・30 人の患者を募集し、30 人の患者からのデータを分析した。量群は、患者特性の点で同様であった。手術 6 時間後の安静時の疼痛スコア(主要j評価項目)は、プラセボ群と比較し、デキサメタゾン群の方が少なかった[平均(SD) 0.8(1.3) vs 3.9(2.9)、p=0.0004]。手術 24 時間後の累積モルヒネ消費量もデキサメタゾン群の方が少なかった[7.7(8.3) vs 15.1(9.4)、平均(SD)mg、P=0.04]。

・大腿骨頚部骨折の固定手術前に投与された単回静脈内デキサメタゾン 0.1 mg/kg は、有意に術後早期鎮痛を改善する。

[!]:デキサメタゾンは、制吐作用もあるし、糖尿病さえなければ、もう少し積極的に使用してみようかな。

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