陣痛緩和のための硬膜外鎮痛の有効性に関連した麻酔学的・産科学的要因:集団に基づく観察研究

・硬膜外無痛分娩の有効性は、鎮痛の母体満足度、ならびに出産経験全体が含まれることから、調査が困難である。この集団ベースの研究では、陣痛を緩和するための硬膜外鎮痛の有効性に関連する要因を特定しようとした。

・著者らは、フランスの出生の代表サンプルの横断研究である、2010 年フランス国家周産期調査の二次分析を行った。硬膜外鎮痛で出産した全参加者が含まれた。硬膜外鎮痛の有効性は、実施後 2~3 日で評価し、鎮痛効果と母親満足度を一緒に含めることを意図した。分析した因子は、麻酔管理、母体、産科的、組織的特性であり、ランダム効果モデルによるロジスティック回帰を用いた。

・硬膜外鎮痛でを出産した女性で対象となった 9337 人のうち、8377 人(89.3%; 95%信頼区間[CI]= 88.7~89.9)の硬膜外麻酔は、非常に、あるいはかなり有効であると考えられた。多変量解析では、患者管理硬膜外鎮痛の使用(補正オッズ比[aOR]= 1.2[1.0-1.5]、P=0.02)と私立妊婦施設(aOR = 1.3[1.1- 1.6])での分娩が有効性と有意に関係していた。非肥満女性とオキシトシンを投与された初産婦と比較して、肥満女性(aOR=0.6[0.5-0.8])と陣痛にオキシトシンを投与されなった多産婦(aOR=0.4[0.4-0.6]の方が有意に効果が少なかった。

・地域住民レベルでは、ほとんどの女性が陣痛緩和に硬膜外鎮痛剤はに有効であえるとしているが、肥満妊婦と、オキシトシンを投与されていない多産婦には注意を払うべきである。患者管理鎮痛の硬麻外有効性が高いことから、この方法の利用増加が促進されるべきである。

[!]:日本でも PCEA(患者管理硬膜外鎮痛)が、もっと無痛分娩に積極的に使用されていいんだろうな。陣痛って、ほんとうに母体にとっても新生児にとっても無駄なストレスだと思うな。

【出典】
Anesthetic and Obstetrical Factors Associated With the Effectiveness of Epidural Analgesia for Labor Pain Relief: An Observational Population-Based Study.
Reg Anesth Pain Med. 2017 Jan/Feb;42(1):109-116. doi: 10.1097/AAP.0000000000000517.

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