■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2017-02-06




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (___________a) : 感覚鈍麻/感覚減退

(2) (m__________) (t________) (s_____) : 粘液線毛輸送系

(3) (A_____) : アデノシントリホスファターゼ

(4) (c_______) (p_______) : 臨界圧

(5) (a_______) (h______) : 肺胞性低酸素[症]


[解答]
(1)hypoesthesia(2)mucociliary transport system
(3)ATPase(4)critical pressure
(5)alveolar hypoxia


[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(心臓・血管) 成人に対する心エコー検査でvegetationや血栓の有無などを見る場合、どの周波数の探触子を使用するか?
1) 7.5MHz
3) 5.0MHz
5) 1.5MHz
2) 2.5あるいは3.5MHz
4) 10MHz


[解説] 成人に対して心エコー検査を行う場合、2.5あるいは3.5MHz周波数の探触子を、乳幼児に対しては5.0MHz周波数の探触子を使用する。vegetationや血栓を確認するためには5.0MHzを用いる。


[正解] 3 [出典] 心エコー法(テクニカルガイド)



【問題3】(外傷・出血・感染) 出血に対する補いとして細胞外液型輸液剤で対処する場合、出血量の何倍の投与が必要か?
1) 等量 2) 4倍 3) 2倍 4) 6倍 5) 1.5倍

[解説] 細胞外液は体重の20%であり、その1/4(体重の5%)が血管内液である。血管内に投与された細胞外液型輸液剤は急速に血管外に漏出して細胞外液層全体に散逸してしまう。したがって出血に対する補いとして細胞外液型輸液剤で対処する場合、出血量の4倍の投与が必要である。


[正解] 2 [出典] クリティカル記憶術1P85



【問題4】(麻酔) 高齢者について正しいのはどれか?

ア:高齢者では糸球体濾過率(GFR)は低下している。

イ:吸入麻酔薬の最小肺胞濃度は40歳を過ぎるとほぼ一定となる。

ウ:加齢により肝予備能が低下するため薬物の代謝が低下する。

エ:高齢者ではくも膜下腔の血流量が減少している。

オ:高齢者では脳脊髄液の量が多くなっている。


[解説] ア:○:高齢者では進行性の腎血流低下とネフロンの消失を伴う腎実質の減少によって糸球体濾過率(GFR)は低下する。
イ:×:吸入麻酔薬の最小肺胞濃度は40歳を過ぎると10年毎に4~5%ずつ低下する。
ウ:○:加齢により肝実質、肝血流が減少し、肝機能(予備能)が低下するため薬物の代謝が低下する。
エ:○:高齢者ではくも膜下腔の血流量が減少しており、麻酔薬の吸収が遅くなる。
オ:×:高齢者では脳脊髄液の量が少なくなっており、その比重は若年者よりも高くなっている。そのため、投与量に比べて最終濃度が高くなりやすく、麻酔薬の広がり方も変わってくる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p434-438

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