短時間の小児腹腔鏡手術:筋弛緩薬は必要か?気管挿管 vs ラリンジアルマスク

・腹腔鏡手術を受ける小児で、技術進歩によって、吹送圧を下げ、麻酔時間を短くすることにつながった。本研究で、著者らは鼡径ヘルニアの腹腔鏡修復術を受ける小児で、気管チューブ(ETT)とラリンジアルマスク(LMA)の使用を筋弛緩薬(MR)の有る場合とない場合で比較した。

・腹腔鏡下鼡径ヘルニア修復術を受ける小児を、ETT+MR(1 群)、MR なしの ETT(2 群)、麻痺作用量以下の MR+LMA(3 群)、MR なしの LMA (4 群)のいずれかで手術を受けるよう無作為化した。手術、麻酔、回復時間、吹送中の胃内圧と最高気道内圧を比較した。

・除外基準および介入中止後、1 群と 3 群には 20 人が含まれ、2 群と 4 群にはそれぞれ 19 名の患者が含まれた。手術時間は群間で同様であった。麻酔時間は統計学的に有意に異なっっており、4 群で最短、1 群で最長であった。回復時間は、1 群の方が他群と比較して統計的に有意に長かった。吹送中の基底内圧、吹送中平均胃内圧、最高気道内圧、平均最高気道内圧には差がなかった。

・小児の短期間腹腔鏡手術での筋弛緩剤の使用は必ずしも必要ではなく、筋弛緩剤の麻痺作用量以下か、または筋弛緩剤なしの LMA は安全な代替手段である。

[!]:腹腔鏡手術でも低用量の筋弛緩薬とラリマを使用すれば、麻酔による侵襲を低減できそうだな。

【出典】
Short-lasting pediatric laparoscopic surgery: Are muscle relaxants necessary? Endotracheal intubation vs. laryngeal mask airway
Journal of Pediatric Surgery Published online: February 26, 2017

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