小児の深鎮静と鎮痛のためのケタミンとケトフォルの比較

ketofol2.jpg・本研究の目的は、パルス色素(波長 595nm、パルス持続時間 0-40ms、パワー 0-40J)および CO2(波長 10,600nm、fraxel mod は、SX 指数 4~8、強度 0-30 W)のレーザーを受けた小児患者で 2 種類の異なる麻酔薬の心血管および呼吸の安定性、臨床的有効性および安全性を研究・評価することであった。

・本前向き非盲式研究には、レーザー治療に際して短時間の処置に際して鎮静と鎮痛を受けた 1 ヵ月から 12 才まで、ASA I-II の 203 人の小児患者 が含まれた。ミダゾラムを経口投与した後、103 人の小児がケタミンとフェンタニル(K 群)で鎮痛鎮静され、100 人はケトフォルとフェンタニル(KT 群)で鎮痛鎮静された。これら 2 群を比較するために、バイタルサイン、使用薬物用量、パルスオキシメトリー、親の満足度アンケートを用いた。スチューデント t 検定、マンホイットニー U 検定、χ2検定、フィッシャー検定を用いて統計的差異を検定した。ROC 曲線分析を使用して、無呼吸を予測する麻酔持続時間のカットオフ値を評価した。

・頻拍が記録されたのは、麻酔薬としてケタミンを投与された患者数の方がが有意に多かった(35.9 vs 3%)。高血圧もまた、ケトフォールを受けた患者と比較して、ケタミンを投与された患者の方が有意に多かった(25.2 vs 3%)。両試験群で喉頭痙攣は観察されなかった。両親と医者の満足度については、群間に統計学的有意差はなかった。無呼吸と呼吸抑制は、ケタミン群よりもケトフォール群で有意に頻度が高かった(12 vs 0.97% と 13 vs 0%)。無呼吸の ROC 分析に基づいて、麻酔の持続時間が 17 分を超えると、ケトフォール群の無呼吸患者数が有意に高いことを著者らは見出した。

・著者らの研究では、ケトフォールは小児の短期レーザー治療においてケタミンよりも快適であり、軽度の呼吸抑制を伴うものの循環動態変化は少なく、術後有害事象も少ないことを示している。

[!]:ケタミン単独だと、やはり頻脈になる。ケトフォルの方が安定するだろうな。

【出典】
Comparison of ketamine and ketofol for deep sedation and analgesia in children undergoing laser procedure.
Lasers Med Sci. 2017 Jul 12. doi: 10.1007/s10103-017-2275-x. [Epub ahead of print]

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