乳児で Supreme と ProSeal LMA を比較:前向き無作為化臨床試験

・Supreme(R) と ProSeal(R) ラリンジアルマスク(LMA)は、小児麻酔に広く使用されている。しかしながら、多くの麻酔科医は乳児では気管挿管を用いることを好むため、乳児での LMA の使用は限られている。本研究では、挿入特性、換気パラメータ、血行動態における誘発された変化、術後合併症の割合を含む、それらの性能特性を測定することにより、乳児で Supreme と ProSeal LMA を比較した。

・待機的な下腹部小手術予定の ASA-PS I の乳児は、Supreme LMA 群と ProSeal LMA 群の 2 群に分けられた。LMA 挿入の所要時間と容易さを記録した。全乳児で、1 回換気量のリークの割合、ならびにピーク、平均リーク圧を測定した。LMA 挿入の前後、抜管の前後に、心拍数(HR)、酸素飽和度(SpO2)、呼気終末二酸化炭素(EtCO2)値を記録した。抜管後、合併症と副作用を記録した。

・人口統計学および手術データは両群間で同様であった。LMA の挿入時間は、ProSeal 群の方が Supreme 群よりも短かった(P<0.002)。 ProSeal 群の平均 HR は、Supreme 群の平均 HR 値よりも低かった(P<0.011)。ProSeal 群のピーク圧とリーク率はいずれも、Supreme 群よりも統計的に低かった。ProSeal 群のリーク圧は、Supreme 群よりも統計的に高かった(P<0.001)。

・ProSeal LMA は、挿入の容易さ、口腔咽頭リーク圧が高いこと、血行動態の誘発された変化が少ないため、乳児での使用に際しては、Supreme LMA よりも優れている。

[!]:乳児に使用するなら、Supreme よりも ProSeal の方が優れていると。


【出典】
Comparison of the Supreme? and ProSeal? laryngeal mask airways in infants: a prospective randomised clinical study.
BMC Anesthesiol. 2017 Sep 5;17(1):125. doi: 10.1186/s12871-017-0418-z.

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