初回股関節形成術における経口 vs 静脈内 vs 局所トラネキサム酸投与の比較:前向き無作為化二重盲

トラネキサム酸5.png・トラネキサム酸(TXA)は、初回全人工股関節形成術(THA)における出血量、ヘモグロビンの減少、輸血の必要性を軽減する効果が実証されている。初回 THA を受ける患者の TXA 投与の最適経路は不明である。本無作為化比較試験の目的は、TXA の経口投与がこれらの患者の静脈内経路または局所経路よりも優れているかどうかを調査することであった。

・本二重盲式偽薬対照試験では、初回 THA を受ける患者を経口(術前 2 時間に TXA 2g 経喉投与)か、静脈内(執刀 5 分前に 20mg/kg 静脈内 TXA ボーラス投与)か、局所(2g の TXA を局所に適用)TXA群に割り当てた。主要評価項目は、ヘモグロビンの減少であった。副次評価項目には、出血量、輸血率、TXA 費用(2017年の中国元(\)、1ドル=0.147 ドル)、有害事象が含まれた。

・188 例の患者を 3 群に無作為に割り付けた。人口統計的特徴は群間で同様であった。ヘモグロビンの平均減少は、経口、静脈内、局所群(それぞれ 3.48±1.32g/dL、3.58±1.07g/dL、3.66±1.26g/dL)で同様であった。同様に、平均総出血量量も 3 群間で有意差はなかった。経口投与群は、静脈内(3329.28)および局所(3540)群(P=0.01)と比較して最も TXA 費用が少なかった(480 円)。患者のいずれも、深部静脈血栓症(DVT)、肺塞栓症(PE)、感染症をきたさなかった。

・経口 TXA の血液節約効果は、静脈および局所経路の投与に匹敵する。経口 TXA は、費用対効果の優位性と容易な投与法のために推奨される。

[!]:執刀 2 時間前のトラネキサム酸 2g の経口投与が、もっとも費用効果比が高く、推奨できると。

【出典】
Oral versus Intravenous versus Topical Tranexamic Acid in Primary Hip Arthroplasty: A Prospective, Randomized, Double-Blind, Controlled Study
ournal of Arthroplasty Published online: October 6, 2017

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