右内頸静脈経由の中心静脈カテーテルの最適な位置決めのための式の評価

・研究目的は、右内頸静脈に挿入されたカテーテルの最適留置長を予測するための式の有効性を評価することであった。

・:挿入するカテーテル長を次の式(身長cm/10)-1cm で計算する前向き研究である。穿刺部位はほぼ輪状軟骨のレベルにあり、長さは挿入点から測定した。カテーテル先端の留置は、胸部写真(AP)によって確認され、本研究の目的について知らされない放射線科医が読影した。カテーテル先端が上大静脈遠位部にある場合、その位置は最適であると考えられた。登録された患者は、治療またはモニタリングのために中心静脈ラインの挿入を必要とし、留置不良となり易い危険因子を有する患者は除外された。

・58 回のカテーテル挿入が行われた。対側鎖骨下静脈に挿入されたために 3 例を除外した。残りの 55 例の患者のうち、カテーテル先端は 52 例で上大静脈に、3 例で右心房に観察された。

・上記の式は、患者の 94.54% でカテーテル先端の適切な留置を予測した。

[!]:ちょっと古い文献。内頚静脈カテーテル留置長を予測する公式:(身長cm/10)-1cm の精度は約 95% であったと。 (身長cm/10)-2cm であればほぼ 100% 上大静脈内ということだ。

【出典】
Evaluation of a formula for optimal positioning of a central venous catheter through the right internal jugular vein
Rev Esp Anestesiol Reanim. 2003 Feb;50(2):77-9.

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