腹腔鏡手術中に亜酸素化窒素使用の有無と ProSeal ラリンジアルマスクのカフ圧変化

・ProSeal ラリンジアルマスク(PLMA)は、腹腔鏡手術に際しての気道器具としてますます使用されている。そのシリコンカフは、亜酸素化窒素、二酸化炭素、他のガスの拡散をもたらし、その結果、麻酔中に内圧を上昇させる。本研究は、2 時間までの腹腔鏡下手術を受ける患者で、亜酸素化窒素有りと無しの麻酔中におけるカフ内圧の変化を調査することを目的とした。

・筋弛緩を伴う全身麻酔を受ける ASA-PS 2/3 の患者 100 人を、酸素と亜酸素化窒素(N 群)か、または酸素と空気(A 群)のいずれかを含む麻酔ガス混合物を投与されるよう 50 人ずつの患者の 2 群に無作為化した。適切なサイズの PLMA を挿入後、そのカフを空気で膨張させてカフ圧を 45mmHg とした。カフ圧は、麻酔の全過程にわたって 10 分ごとに測定した。器具位置もファイバーで評価し、術後の気道合併症を記録した。

・N 群に記録された最大カフ圧は 103±4.7mmHg であったのに対して、A 群では 45.5±1.5 mmHg であった。10 分ごとのカフ圧の増加割合も高度に有意で(P<0.001)、N 群では最初の 10 分間に最大であった。

・本研究の結果は、呼吸混合ガスが亜酸素化窒素を含有する場合、 PLMA の内圧は時間と共に徐々に上昇することを示している。

[!]:前値 45 mmHg のカフ圧は、2 時間後には 2 倍以上(>100mmHg)となっている。シリコン製のクラシカルでも同様に亜酸化窒素を使用すると徐々に上昇する。

【出典】
ProSeal laryngeal mask airway cuff pressure changes with and without use of nitrous oxide during laparoscopic surgery.
J Anaesthesiol Clin Pharmacol. 2013 Jan;29(1):47-51. doi: 10.4103/0970-9185.105795.

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