初回全膝関節形成術後の術後鎮痛に対するアセトアミノフェン静注の有効性

アセトアミノフェン6.png・静脈内アセトアミノフェンの使用は、疼痛管理に対するマルチモーダルアプローチの 1 つの構成要素として注目を集めている。しかしながら、全関節形成術における疼痛管理に際しての静脈内アセトアミノフェンの有効性を調査する文献は不足している。本研究の目的は、初回全膝関節形成術後の静脈内アセトアミノフェンの有効性を評価することであった。

方法:これは、1つの施設で単一の外科医による初回総膝置換術を受ける 38 人の患者の後ろ向きレビューである。 25 人の患者に、手術後 24 時間、6 時間ごとに 1 グラムの静脈内アセトアミノフェンを投与した。13 人の患者は追加処置を受けなかった。除外基準は、両側または付随術式、標準術後プロトコルに含まれる薬物に対するアレルギー、神経障害または知覚障害、オピオイド依存または乱用の既往、プロトコルからの逸脱、再手術、データが不完全な場合であった。主要評価項目は、患者の視覚的アナログ疼痛スコア(VAS)、モルヒネ相当量で測定した全オピオイド消費量(MME)、在院期間の変化であった。

・著者らは、在院滞在期間に差はなく、対照群で 3.3 日、介入群で 2.9 日であった。VAS スコアは 16 時間と 24 時間の間に有意差があった。オピオイド消費量には統計学的に有意な減少が認められ、IV アセトアミノフェン群で 37.6 vs 18.6 MME であった。

・静脈内アセトアミノフェンは、初回全膝関節形成術後の 24 時間で、オピオイド必要量を有意に減少させるのに有効である。さらに、この処置を受けた患者の VAS 疼痛スコアには臨床的に有意な減少がある。

[!]:本抄録では、TKA 手術時の麻酔法が記されていないので、硬膜外麻酔の場合でも有意差が出るのかどうかは不明だ。

【出典】
Efficacy of intravenous acetaminophen for post-operative analgesia in primary total knee arthroplasty
Journal of Arthroplasty Published online: November 9, 2017

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